レンタカーで空港から街の中心地に向かう道。車道の両側にいかにもハワイ島、といった様相の真っ黒い溶岩でできた大地が現れる。さらに走ると、その上に白い柄や文字のようなものが頻繁に目に入ってくる。白と黒のコントラストでかなり目立つが、何もない大地に現れたそのミスマッチに違和感を覚え、車を降りて近寄ってみる。よく見るとその白いものはなんとサンゴ。サンゴを並べて文字や絵にしているのだ。
それにしても、驚くのはその数。所狭しと並べられた文字や絵の数々が、両脇に3kmくらいは続くだろうか。各国の言語が並び、中には何かのロゴマークがきれいに描かれていたり、どうやって作ったのかと思うくらい大きなハートマークがあったり、まるで壁画を見ているようだ。ハワイ島のガイドブックによると、これはもうハワイ島名物になっているとか。
現地のガイドさんに聞いたところ、誰が始めたか知らないが、サンゴは観光客が海辺から拾ってきたものを並べているのだそう。中には風などで崩れてしまった一部のサンゴを使って、新たな文字を作る人もいるというが、崩れてしまったものなら、それもご愛嬌……かな。とにかく、そうやってこの道端には、常にきれいに並べられたサンゴのメッセージたちが私たちを迎えてくれるのだ。
サンゴと溶岩なんて、いかにもハワイ島らしいこのロード、ハワイ島へ行ったら一度は見ておきたい名所のひとつ。作っては崩れ、また作られる。それを繰り返し、今がある。このサンゴたちには世界各国から来た人々の、いろんなメッセージがつまっているのだろう。
(さくら)
※7月13日に掲載いたしました上記記事で、サンゴでの落書きを助長していると受け取れる内容で、適切な記述ではなかったために、該当個所を削除・本文(タイトル)を修正させていただきました。読者の皆さまにご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫びいたします(14日、編集部より)