毎冬、最寄り駅から家への帰り道や仕事の合間などに飲むと、あったかくなってホッとする缶入りコーンポタージュスープ。こんなほっこりドリンクが、今年の冬はマイブームになった人も多いのでは?

でも、あたたかくなってくるとその存在は忘れがち。
ところでこの缶入りコーンポタージュスープ、そういえばいま(7月)も売ってるの? 晩秋などに気づいたら売られていて、コールド商品を手にする頃にはいつの間にか忘れちゃっていませんか? これって実際、いつから売りだされ、いつ撤去されているのでしょうか。コーンポタージュファンとしては、ぜひとも真実を知りたい! 代表して疑問をぶつけてみました!

お答えいただいたのは、日本コカ・コーラ株式会社と株式会社ポッカコーポレーションの2社。
こちらの方々のお話に共通していることは、ずばり「缶入りコーンポタージュスープは秋冬のみの製品である」ということ。ですが「秋冬」といってもさまざまですよね。もっと具体的に教えて〜。

日本コカ・コーラ(株)の製品「Bistrone」は、地域特性に応じて販売期間は異なるものの、多くは毎年10〜11月にかけて販売を開始しているとのこと。
また、(株)ポッカコーポレーションの商品「じっくりコトコト煮込んだスープ(缶)」は、気温の変化にあわせてコールド商品とホット商品を入れ替えるという自販機の性質上、販売が始まるのは通常11月頃。翌年の2月頃から出荷調整をおこない、3月頃には販売を終了しているというお話でした。

……と、ここで気づいた新事実がひとつ。販売開始日も終了日もとくに決まっているわけではなく、その年の気温によって決まるということ!?

この話をふまえ、次に店舗取材を実施。気温が真逆の北海道と沖縄県の店舗では、販売時期はかなり異なるのでは? 全国に店舗を持つ株式会社ローソンにお聞きした結果、なんとどちらも同じという返答が。地域に関係なく、だいたい9〜3月頃まで販売しているんだそう。

ですが、店舗は自販機よりも導入時期が1カ月ほど早いことが判明しました!

ただし例外も発見! 「じっくりコトコト煮込んだスープ(缶)」は、なんと早いところでは盆明けの8月末から店頭に並び始めているところもあるとのことです。これは、店舗によって8月末から秋冬商品の品ぞろえを実施していくからだそうですが、基本的には自販機と同様、気温の変化に対応した販売がなされ、3〜4月頃の春夏商品の品ぞろえとともに販売を終了するのだそうです。

ところで、缶入りコーンポタージュスープのコーンがど〜しても最後に2〜3粒残っちゃって、くやしい思いをしている人はいませんか? 実はこれ、すべて飲みきる裏技があるんです。
まず、購入と同時に缶を逆さにして10秒ほど待ちます。それからプルタブを垂直にあけて元の位置に戻さずそのまま飲むと、粒がひとつも残らないんですよ〜。ただ、あまり時間をかけないで勢いよく飲むことが重要ですが……。
お試しあれ! 
(渡邊詩織/プロップ・アイ)

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