先日、知人から手みやげでお団子をもらった。冷茶を入れて、さあ、皆で食べよう! と箱を開けてみたところビックリ。
「マンゴーあん」や「パイナップルあん」、「いちじくあん」などなど、色とりどりのあんがのった変わったおだんごがぎっしり詰まっていたのである。
よく見ると「みたらし」や「よもぎつぶあん」といったオーソドックスなお団子も入っていたのだが、やっぱり物珍しさもあってついつい、変わりダネに手がのびてしまった。

中でも衝撃的だったのが、画像の「トマトあん」のお団子。うっすら赤い色がついたあんの上に、なんとプチトマトがのっている! 食べてみたところ意外にも!? まったく違和感ナシ。上品な甘さのあんに、フルーツのようなトマトがさわやかさを添えていて暑い日のお茶うけにはぴったりだった。

このおだんごは、大阪・梅田の地下街にある「Plus An(プラス アン)」というところのものだそう。
後日、お店にも足を運んでみたところ、すごい混雑! 店構えも和菓子屋というより、スイーツ専門店といったスマートでおしゃれな感じ。若い女性がひっきりなしに買いにくるほか、会社へのおみやげにするのか、おじさんが20個、30個といろんな種類のお団子を大量に買っていくのも見かけた。

このお店の母体となっているのは、青木松風庵という創業25年の老舗和菓子屋さん。広報担当の方にお話を伺ってみたところ、「Plus An(プラス アン)」は同社にとって新業態のお店で2月にオープンして半年を迎えたそう。ウリは丁寧につくられた「自家製あん」。職人である社長さんはいろいろなあんを実験的につくり、20年以上も前からそのレシピを100種類以上も書きためていたのだそうだ。
現在のラインナップも、その秘蔵のあんレシピがベースになっているそう。
「和菓子屋さんは、どこのお店も自家製であんをつくっていると思われている方が多いのですが、実は他から仕入れているところが大半。自家製で製造しているところは、全体の1割くらいしかないんですよ」とのことで驚きです!

そんなわけで、自慢のあんを「ケーキは好きだけど、和菓子はチョット……」という若い女性にも気軽に味わってほしい、という思いからオープンしたのが同店というわけ。気になる「トマトあん」は、白あんをベースに、隠し味としてボンベイ・サファイヤ(ジン)を使っているそう。秋には「さつまいもあん」「栗のせ粒あん」などの新たなラインナップも登場するそうで、楽しみ~。

実は、お団子の他にも目が釘づけになってしまった「みかさバーガー」なども食べてみたのだが、これがウマイ! 和菓子の「みかさ」の皮に、コロッケやきんぴらがサンドしてあるって信じられます? ほのかな甘さのパンケーキのようなみかさ生地と、お惣菜の塩気がなんともクセになるおいしさです。
これは、クレープにも甘いデザート風のものだけでなく、ハムやチーズなどスナック風のものがあることにヒントを得て開発したそう。

「Plus An(プラス アン)」の商品は、なんといってもここでしか買えない! というのが魅力かも。できたてを、その日のうちに……というのをモットーとしているのでネット通販などもやってないそうで、他府県の人への手みやげにも喜ばれそうー。出張や旅行で大阪へくる機会があれば、この「変わりダネお団子」おすすめです。
(野崎 泉)

「Plus An(プラス アン)」HP