そこでまず、身のまわりの母たちに質問を投げかけてみたところ、小学生の、特に低~中学年の親は、ほとんど「信じてる」という回答だった。
ただし、その理由は、それぞれのようで……。
「お友達に『サンタなんていないんだよ。ホントは親がやってるんだよ』と言われたわが子。どう返すのか黙って見ていると、『そうかもしれないけど、いれば嬉しいなとは思うんだ』と意外と大人な返事だった」(低学年女子の母)
「本当はいないことをうすうす感じてるみたいだけど、『信じてるフリ』をしているように見える。そうしたほうが自分にとって得だとわかってるから」(低学年男子の父)
また、子どもの欲しがるプレゼントの調査法もいろいろある。
「遠方の祖父母が『サンタと友達だから、代わりにプレゼントを頼んでくれる』という設定になっている。でも、電話で伝えると聞き違いが多く、以前、『ラブandベリーのDS』というのが『鍋あんどゼリー』とかになり、エライことになりそうだったので、それ以来、FAXでリクエスト文を送るようにした」(低学年女子の母)
「ママが代わりに聞いて、サンタに電話でリクエストすることになっていて、その状況は深夜に『サンタニュース』で流れるという設定。で、保育園児の頃に『DSが欲しい』と言われたときは、『DSの人気がありすぎて、今年は小学生にしかまわらないらしいってサンタニュースで言ってたよ』といって拒否した。今はWiiをねだられていて、やっぱり『サンタニュースで、Wiiの人気がありすぎて、高学年にしかまわらないらしいと言ってた』と話したら『そうだよね〜』と納得していた」(低学年男子の母)