毎日食べてもいいほどベーグルが好き。そんな私はこれまで様々なベーグルを食べてきたが、先日、ベーグルでできたラスクに出会った。
人気のベーグル専門店「ジュノエスクベーグル」のもので、その名も『ジュノラスク』だ。

これは、カリッとした歯ごたえが通常のラスクとまず違う。そして、ほどよい甘さがたまらない。さらに手軽につまめて食べごたえもあり、大満足なのだ。「ベーグルはラスクになってもこんなに美味しいんだ!」と感動してしまい、企画・販売元のジュノエスクベーグルに問い合わせてみることに。『ジュノラスク』はいつから発売されているのか、経緯などから伺ってみた。


「『ジュノラスク』は平成19年の9月から販売しています。ベーグルの美味しさをたくさんのお客さまに知っていただきたいと考えたときに、老若男女問わず食べていただけるお菓子として、ベーグルラスクを販売してみようということになったんです。そして試作したところ、とても完成度の高いラスクが出来上がり、商品化に至りました」

『ジュノラスク』には、「シュガーバター」「ガーリックバター」「ナチュラル」「ざらめ醤油」という4つのカテゴリーがある。どのようにカテゴライズされているのか尋ねてみると、「例えば、『ダブルパンプキンジュノラスク』は、かぼちゃの甘みを感じていただきたかったので、ナチュラル(素焼き)タイプにしていますし、素材の味わいをいかせるように、それぞれのカテゴリーに合うようなベーグルを選んでラインナップを決めています」とのことだった。

数ある中でも、一番人気があるのはベーシックな『プレーンジュノラスク(シュガーバタータイプ)』だそう。私もこれはお気に入りだ。
ところで、『ジュノラスク』には、カルピスバターを使用するこだわりがあるという。なぜなのだろう?

「カルピスバターは『カルピス』(飲料)を作る工程でできる副産物の中にある脂肪分から作られる、とても希少価値のあるバターです。他のバターと比べると香りの良さ、コクがあるのに後味がとても爽やかであることなど、味わいも格別で、フランスのバターに味わいが近いことから、フランス料理のシェフなども愛用しているそうです。元々、素材にこだわったベーグルを使用して作るベーグルラスクですから、バターにももちろんこだわりたいと思い、このカルピスバターを使用することを決めました」

ちなみに、カルピスバターは『カルピス』を40本作って約450gしかできないほど、希少なのだとか!

また、『ジュノラスク』は薄くて、とても形がきれい。そのことを指摘すると、「『ジュノラスク』は薄いことに意味がある商品です。生地がしっかり詰まったジュノエスクのベーグルを使うからこそできる食感を大切にするために、スライサーで1枚1枚ていねいに切っています」との返答が。
やはり、薄さにも、かなりのこだわりがあったのだ。

『ジュノラスク』は、特に女性に人気だという、真っ黒な見た目が面白い『ショコラジュノラスク(シュガーバタータイプ)』や、この3月に新発売となった『明太子ジュノラスク(シュガーバタータイプ)』など、種類も豊富でどれも美味。パッケージングもおしゃれで見た目も可愛いので、手みやげなどにもぴったりだ。新食感の『ジュノラスク』をぜひ一度、味わってみてほしい!
(田辺 香)