「警察庁のまとめによると」、2009年三が日の初詣の人出は、明治神宮が319万人で第一位。第二位が成田山新勝寺の298万人、第三位が川崎大師平間寺の296万人だったと報道されていた。
ところで、いつも思うのは、この「人出」や「人出予想」をどのように調べているのかということ。
野鳥の会などがカウントしているわけはないだろうけれど……。
明治神宮に聞いてみたところ、
「人出に関しては、かつては公表していましたが、今は公表しなくなっています。独自に調査はしていますが、基本的に警察にお任せしておりますので、警察に聞いていただいたほうが良いかと思います」
とのこと。
同じ質問を川崎大師にもぶつけてみたが、やはり、
「調査方法などに関しては、お答えしないことになっております。年間の参拝者数というのは暫定ではベースになるものがあるのですが、それも公表しておりません。警察に聞いてください」
という回答だった。
そこで、警察庁に聞いてみたところ、得られたのは以下のような意外な回答だった。
「あ~、『人出』の数の公表は、取りやめになったんですよ」(広報担当者)
!! 取りやめ!? いったいいつから……?
「HPでも強調していることなんですが、人出の発表は今年(09年)のGWから取りやめになっています。というのも、人出はもともと警察で調べていたものではなく、神社・仏閣などの主催者・自治体調べによるものなんです。マスコミさんなどからご要望が多かったので、あくまで警察庁では数字をいただいて発表していただけなんですよ」