「『レジンキット』といえば単色のものがほとんどの中、より多くの方に手軽に楽しんでもらえるように、作品によっては、あらかじめ色を付けた『カラーレジンキット』を採用しています」と遠那さん。
これら作品は、マーカーなどの一部の塗装のみで、多くの工具も必要とせず、簡単な作業でクオリティの高いフィギュアを作れる内容となっている。
「また、ちょっとだけ時間をかけていただいて、組み立ての工程を体験することによって、作品への思い入れが強くなり、より愛着を感じてもらえるのでは、ということでキットという形態を取り入れました」
実際、シャーリーの胴体部分だけつくらせてもらったが、パーツ構成もあまり複雑にならないよう配慮がなされていて、レジンキット未経験者、かつ不器用な自分にも「なんか作れるかも!」と思わせてくれた。
さらに、そんなドシロウトのために、遠那さんが学生時代から続けている模型サークルの協力の元、フィギュア製作の「教室」も不定期ではあるが開催している。この教室では、組み立て方法のコツを教えてくれたり、困ったときのフォローをしてくれるのだそうだ。