そして、“専用”があるのは箸だけではない。徳島県の「株式会社 小林ゴールドエッグ」が開発した卵が興味深いのだ。この会社では様々な料理専用の“専用たまご”を発売しており、好評を博している。
しかも、バリエーションの数がスゴい。「たまごかけごはん専用」を筆頭に、「めだまやき専用」、「ゆでたまご専用」、「たまごやき専用」、「親子丼・カツとじ専用」、「オムレツ専用」、「温泉卵専用」、「カルボナーラ専用」、「ピカタ・天ぷら専用」、「ケーキ・お菓子専用」といったラインナップ。
これらの卵は、同社の毎日の業務の中で自然とできあがった商品である。
(株)小林ゴールドエッグは、約1400件ほどの得意先に卵を届けている会社。その得意先には、和食のお店だったり、洋食のお店だったり……。これまた、様々な人たちとの取引を展開している。
そして、お店の方から「今回の、この卵がいいなぁ」と、反響がダイレクトに同社に届けられるのだ。ということは、「和食のお店には、この卵がウケてるな」とか「この洋食店では、オムレツ用にこの卵を使っているらしい」なんてことを、自ずと把握することにもなる。
それを小林ゴールドエッグでは、細かくデータ化。同社が契約している16の農場から生産される卵を、それぞれ振り分け。そこから、同社のスタッフが何度も何度も食べ比べてみて、どの卵が何の料理に合うのかを判明させていった。