ケータイでもかなり高画質の写真や動画が撮れる時代にあって、解像度が低めな「レトロな雰囲気」が味わえるムービーデジカメがある。しかも、重さはわずか14グラム、消しゴムほどの超ミニサイズ。
その極小カメラの名は、『CHOBi CAM~ちょビッカム~』(JTT販売)。
「トイカメラ独特の味のある仕上がりで、手軽にアーティスティックな写真を撮影できます」と説明にはある。というか、第一印象として画質以前にどうやって撮影するのか戸惑った。カメラを構えるといっても、この小ささだから「つまむ」という感じ。
デジカメの特徴である液晶モニターがないうえ、米粒ほどのファインダーを覗いてもボケボケで被写体がよく見えない。
コンパクトカメラは説明書を読まずに使ってみるのがポリシーの筆者も、今回ばかりはお手上げ。仕方なく説明書に頼った。すると、ファインダーは20センチ以上離して覗くようにと書いてあった。確かに、離してみると被写体がはっきり見えるようになったというか、
「小さ過ぎてよくわからん(怒)」
なので、ほとんど勘を頼りにシャッターを切った。ちなみにシャッターボタンは、なんと電源ボタンと兼用でした。
つぎに、動画撮影に挑戦。動画モードの場合、撮影中はランプが点滅するのだが、ちゃんと撮影しているか確認しようとすると、
「自分の顔が映ってしまう(汗)」
だって、ランプがカメラ前面に付いているから。こんな不合理なことに焦りながら、一応撮影終了。
で、撮影の結果を検証。写真、動画ともどうもシャキッとしていない。
現代の高層ビル群が古びた寂しい雰囲気になったり、花も何となく元気がない画像だったりする。そうしたネガティブな印象の画質が、アートっぽい香りを醸し出すこともあるのだ。
たまには肩の力を抜いて、ちょっとぼやけ気味の写真や動画を撮るのもいいと思います。
(羽石竜示)
果たして、どんな使い心地なのか試してみた。
その極小カメラの名は、『CHOBi CAM~ちょビッカム~』(JTT販売)。
「トイカメラ独特の味のある仕上がりで、手軽にアーティスティックな写真を撮影できます」と説明にはある。というか、第一印象として画質以前にどうやって撮影するのか戸惑った。カメラを構えるといっても、この小ささだから「つまむ」という感じ。
デジカメの特徴である液晶モニターがないうえ、米粒ほどのファインダーを覗いてもボケボケで被写体がよく見えない。
さらに、電源とモードボタンは表示されているが、肝心のシャッターボタンがどれかわからない。
コンパクトカメラは説明書を読まずに使ってみるのがポリシーの筆者も、今回ばかりはお手上げ。仕方なく説明書に頼った。すると、ファインダーは20センチ以上離して覗くようにと書いてあった。確かに、離してみると被写体がはっきり見えるようになったというか、
「小さ過ぎてよくわからん(怒)」
なので、ほとんど勘を頼りにシャッターを切った。ちなみにシャッターボタンは、なんと電源ボタンと兼用でした。
2秒間以上押し続けると電源オフになってしまうので要注意。
つぎに、動画撮影に挑戦。動画モードの場合、撮影中はランプが点滅するのだが、ちゃんと撮影しているか確認しようとすると、
「自分の顔が映ってしまう(汗)」
だって、ランプがカメラ前面に付いているから。こんな不合理なことに焦りながら、一応撮影終了。
で、撮影の結果を検証。写真、動画ともどうもシャキッとしていない。
光量不足気味で、画質にシャープさがなく、暗いところはトーンがつぶれていた。はっきりいって今の一般的なデジカメでは考えられない画質。しかし、これが「レトロ感」というもの。
現代の高層ビル群が古びた寂しい雰囲気になったり、花も何となく元気がない画像だったりする。そうしたネガティブな印象の画質が、アートっぽい香りを醸し出すこともあるのだ。
たまには肩の力を抜いて、ちょっとぼやけ気味の写真や動画を撮るのもいいと思います。
(羽石竜示)