「2010 AKIBA-PC-DIY EXPO 夏の陣」(ユニットコム主催)という所謂「自作PC」の展示会。インテル、AMD、マイクロソフト、アスースなどお馴染みのパソコン関連会社がブースを出し、各社とも自作向け新製品をアピール。2日間で7280名が訪れた。そこで、まず衆目を集めたのはインテルブースだ。
「脅威のオーバークロッカー、duck氏」がOC(オーバークロック)を実演するというもの。OCとは簡単に言うとBIOSなどでクロック倍率の設定を変えることで、CPU(中央演算処理装置)の演算能力を上げること。duck氏は2004年にOCの世界記録を塗り替え、その後も数々の記録を出し続けるトップランカー。ちなみに、この日(12日)の実演でも世界記録を出していた。
で、驚いたのはパソコンの冷却方法だ。OCするとCPUを中心に熱が上昇、最後はオーバーヒートしてPCがフリーズしてしまう。なので、冷却がとても重要なのだが、なんとduck氏は冷却のために液体チッソをパソコンに直接浴びせたのだ。さらに、円筒をパソコンに立て、その中にドライアイスを入れて冷却。マイナス65度という超低温を実現。結果、フリーズすることなくOC記録を更新していった。