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コンピュータ将棋がプロ棋士の頭脳を越えるとき

コンピュータ将棋がプロ棋士の頭脳を越えるとき
4月に行われた記者会見では、挑戦者側である情報処理学会の白鳥則郎会長から、日本将棋連盟の米長邦雄会長へ「挑戦状」が手渡されました。
「最強」の棋士は人間か、それともコンピュータかーー。この秋久々に行われる、プロ棋士とコンピュータ将棋の公開対局に注目が集まっています。

前回対局が行われたのは2007年の3月。このときは東北大学の保木邦仁助教(現電気通信大学特任助教)が作成した将棋ソフト「ボナンザ」と渡辺明竜王が平手で対決し、112手で渡辺竜王が勝利を収めました。今回の対局は、コンピュータ将棋側にとって実に3年半ぶりの雪辱戦というわけです。

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対局の相手は、女流棋界の第一人者として知られる、清水市代女流王将。残念ながら渡辺竜王へのリベンジは先送りとなりましたが、受けて立つ日本将棋連盟側としては「まずは実力を見せてもらおう。話はそれからだ」といったところなのでしょう。いきなり渡辺竜王や羽生名人を出してこないところに、日本将棋連盟側の余裕としたたかさをちょっと感じますよね。

もちろんコンピュータ将棋側にだって策はあります。今回、コンピュータ将棋側が用いるのは、電気通信大学の伊藤毅志助教が中核となって開発した「合議」と呼ばれるシステム。これは「ボナンザ」「激指」「GPS将棋」「YSS」の合計4つのプログラムが多数決により指し手を決めるというもので、前回が「ボナンザ」個人(?)の戦いだとしたら、「合議」は言わば国内トッププログラマーたちによる連合軍。複数のプログラムに検討をさせることで「ひとつのプログラムがたまたま選んでしまう悪手」を未然に防げるのが合議制の強みなのだそうです。

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