ところが、最近は「離婚式」をすることで別れを再出発としてポジティブに捉えようという動きがあるらしい。日本初の「離婚式プランナー」として活動する寺井広樹さんに、その驚くべき実態を伺ってみた。寺井さんは昨年の4月からこのサービスをはじめ、これまでになんと37組もの離婚式をプロデュースしたという。専用のサイトなどは特に設けていないにもかかわらず、口コミやマスコミへの露出などで大きな反響があり、現在も1カ月先まで予約が埋まっている状況とか(!)。これだけのニーズがあることに、寺井さん自身も驚いているという。
式の流れとしては、ふたりの出会いから別れまでの写真をスライドショーで流したり、ふたりが一緒に結婚指輪をカエルのハンマーで叩き割るなど、結婚式の逆バージョンといった感じ。結婚式の「ケーキ入刀」が「ふたりでする初めての仕事」なら、ハンマー叩きは「ふたりでする最後の仕事」ということになるのだろうか……(涙)。