Julie:そうしたら、皆持ち方が違う。クラッチバックみたいに持つ子とかいました。女性しか持てない感覚だなと思います。
ーーなるほど、ゲームとか機械を「アイテム」として見ている感覚ですか。
Julie:本来の使用用途を全く無視しています。ギターのエフェクターを巻きつけたりしてるので(笑)
ーーきっと「ハードウェア+少女」っていうイメージの方多いと思うんですよ。そういう男性的な、機械の「使えるかどうか」のフェティッシュを脱しているように見えます。
Julie:成る程。確かにハードウェアだけの資料写真でいいじゃないのか、みたいな声も発売後ありました。でもこの本は多分、女性的な感覚がかなり入ってきているので、アクセサリーとしてのハードウェアという表現方法も結構あります。
●非日常空間と「男の娘」というハードウェア●
Julie:写真の場合は、身につけていないので「異空間」に近いかな。この(左の写真)LEDショップの写真は普通にアキバの部品通りに存在するんですが、こんな格好したカワイイ女の子行かないじゃないですか。だから、絶対存在しないはずの空間なので異空間と言ってしまいました。でもあると絶対ハッピーなんだけどなあ……(笑)
ーー異空間、これいい言葉ですね。だから『男の娘』も入れたんでしょうか?
Julie:そうですね。異空間とか非日常がコンセプトなので『男の娘』はぴったりだと思いました。機械関係ないやん!と言われましたが、