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なぜコンピューターは「将棋が上手くなりたい」の?

なぜコンピューターは「将棋が上手くなりたい」の?
コンピューター将棋のレベルは、ますます高度になってます。
どうやらコンピューターは、将棋が上手くなりたいらしい。

1974年に始まった、コンピューター将棋の開発。きっかけは、作家が小説の材料として「江戸時代の棋士が、現代の棋士と戦ったらどうなるのか」シミュレーションするためだった。ただこのときは、人工知能の研究者数名が開発したものの、コンピューターのレベルは、ルール通りに指すのがやっとという程度。それからずっと、コンピューターは将棋に本気で取り組んできた。

そして2010年10月、コンピューターは女流棋士に勝利。169台のマシンと4つのソフトが力を合わせるという、引くくらいの本気を見せた。もちろんこの先、コンピューターは将棋界の頂点を狙おうとしている。

なぜコンピューターは、こんなにも将棋を極めようとしているんだろう? そして、どうして人間と戦うんだろう? 10月の戦いで女流棋士に戦いを挑んだ社団法人情報処理学会の、松原仁教授(公立はこだて未来大学)に伺った。

「ゲームは勝負がはっきりしているので、人工知能を研究するうえで、例題として適しています。世界的にもコンピュータチェスが約50年間にわたって人工知能のよい例題となってきました。(1997年に)チェスでコンピュータが人間を越えたので、次の例題の一つとして将棋が選ばれています」

将棋はコンピューターにとって、チェスよりも複雑なゲームとされる。チェスの盤面は8×8、将棋の盤面は9×9で、指す広さは似ているものの、将棋には相手から取った駒を使える“持ち駒”制度がある。持ち駒をどう使うかも考えないとダメだから、手を打つときの選択肢がかなり増える。

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