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40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」の物語 【前編】

この“幻の羊羹”、吉祥寺に住んでいる私としては並ぶしかない! とチャレンジしたことがある。「まぁ、6時前くらいなら大丈夫だろう」と思い、店に行ってみたらすでに定員オーバー! 猛省をして、翌日5時に行き、9番目に並ぶことができた。ソボクな味わいで、素材そのもののよさが引き立っているように感じられ、とても美味しかった。

もなかも人気商品だ。「普通の日で1日1万個、一番よく出る年末に最高で1日4万個も売れる」という。
私の帰省の際には必ず「小ざさ」の箱入りもなかを買っていく。甘みがやわらかくさっぱりとしていて、お気に入りの味だ。箱を広げたままにしておくと、つい次のもなかに手が出てしまう。ただ、一度だけ別の手土産を持っていったところ、「『小ざさ』じゃないのか」と家族全員にガッカリされたことがある。以来、「小ざさ」のもなかが定番となっている。

味のみならず、羊羹は1本580円、もなかは1個54円という値段の安さもすごい。15年前に、1個51円から54円へと3円だけ!? 値上げしたのみ。小豆の高騰時も価格は据え置き。「本当にぎりぎりのところまで、値上げはしない」という創業以来の姿勢を貫いている。

本書を冒頭からめくってみると、「小ざさ」の写真たちが目に飛び込んでくる。店頭の行列風景や、店内のレアな!? 2階の様子、工場での羊羹づくりの過程がおさめられている。「店内はこうなっているんだ~」「作業はこんな感じでやっているのか」と見入ってしまう。そして、羊羹を練っている瞬間の稲垣さんの表情を見ると、緊張感があり、こちらの身が引き締まってくる。

【後編】では、『1坪の奇跡』の内容に迫っていきます。
(dskiwt)

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