実はそんな女子に負けじと男子たちも動き出しており、あの女性向け情報雑誌Hanako(マガジンハウス)でも連載「東京男子部」を開始するなど、男子同士の集まりに確実に注目が当たり始めている。
そこで、実際によく男子会の開催をしているという、トレンドに敏感な20~30代の東京在住男子たちに話をきいてみた。
「体型が気になり始めてからは毎週土曜日に3~5人で男子会を開催しています。スパがついているプールへ行ってひと汗かいたあと、『食べログ』などで評価の高いラーメン屋へ行ってみる、というのが定例のコースです。毎週定例だけあり、ダラダラと飲んだりせずサクっと食べて帰宅するのがポイント」(28歳会社員)
「クリスマスイヴは4人で男子会を開催しました。雀荘で一夜を明かすというシンプルなものですが、お酒を飲まないというルールを作ったりして楽しみました」(32歳会社員)
「鎌倉への男子会旅行を開催しました。お寺を巡ったりとか……よく女子の皆さんもやっているパワースポット巡りというやつですね。帰りには江ノ島にある『エノスパ』にも寄ったりして、心身ともにリフレッシュしてきました」(30歳会社員)
なるほど。男子でもけっこう楽しめるのですね。
ところで、なぜ男子会を開くのかをたずねると、「男同士だとわざわざ話題をみつけて話をしなくてもいい」「気兼ねなく楽しめる」「単純に女性を誘うのが面倒くさい」と様々だが、共通しているのは「ただ飲むだけではつまらない」という認識。
近年、酒離れ・車離れ・おこもりなど、不景気の影響か元気がないように見える働く男子たちですが、女子顔負けのプラン立てで仕事の疲れを癒しリフレッシュする新しい遊びの形「男子会」の出現は、景気回復の傾向の兆しかもしれない。
(ノグチ)