では、室内履きはどんな物を好まれますか。チョイスがあまりないと思っておられる方もいるかもしれませんし、履きつぶしてしまうものだから、スーバーで安かったスリッパでいい、なんて妥協されている方もいらっしゃるでしょう。それとも、こだわって良い物を探したいですか。そんな方にお教えしたいのは、筆者が見てほれてしまった室内履き「ツーピース」です。
どうして「ツーピース」が目に留まったかと言うと、まずはそのフォルムです。「ツーピース エッグ」は、卵のような丸みを帯びている、合成皮革でできた甲部がかわいいのです。シンプルで洗練されていて、かつ機能的なデザインがピカリと光っています。それもそのはず。プロダクトを中心にグラフィックデザイン、パッケージデザイン、空間演出まで幅広いデザインワークを手掛ける現在旬のデザイン会社、ドリルデザインと、水鳥工業のコラボレーション商品だからです。彼らのシンプルでナチュラルな発想が詰まり、「エッグ」と「トンネル」の2種類のデザインが展開されています。水鳥工業は、昭和12年創業の下駄メーカー。サンダルや靴の中底づくりの技術を生かし、時代のニーズに合わせて独創性にあふれた、より良い履き心地の下駄の開発生産に取り組んできた会社です。