その前に一つイベントがあります。あんまり好きだという人の多く無いと思われるイベント。受験でございます。
今年は色々スケジュールもずれこんだりして受験生にはきつい年だったと思いますが、受かった方、残念だった方共に次の年度に向けて、今最も忙しいことでしょう。
まあ忙しいのは別にいいのよね。問題は「これからどうするか」という心構え。ヒィー。
受験生を描いた作品は数多くありますが、今回はちょっと変わり種な美術予備校に通う子たちを描いた4コマ漫画を二つ紹介します。
予備校ですから大学に受かるための学校であることにはかわりないんですが、これが美術専門となると特徴があらわになってきます。
えっ? 今「予備校」の話とかするなって? いえいえ。今から紹介する二つの作品は美術予備校に通って、合格する話ですから!
縁起物ですよー。
一つ目は中村哲也の『ぽすから』。
高校三年生の少年少女、目指すは美大! そんなメンツが集まったのが神田美術学園でした。当然出身学校はバラバラ。高校に行ってから来るので、基本的に夕方から夜間の短い間。予備校でしかない、なんとも奇妙な縁ですよねこれ。
千谷白樹や門見茜をはじめとしたメンバーは、この美術予備校に通っている期限付きの1年間だけ一緒の仲です。しかも同じ学校の同じ学部を受けるとなったらライバル。
とはいえども、せっかく出会った仲間だから和気あいあいと仲良くやりたい。面々は思い思いに美術を、人間関係を楽しむことになります。クラスメイトですらない、ほんの短い時間だけのお付き合いです。