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なぜ彼女はAV女優になったのか?『裸心』で明かされたそれぞれの理由

著者はこのインタビュー集を企画した動機を序文で述べているが、その動機というのがあまりにもストレート過ぎて笑ってしまった。
曰く「女が好きだ」である。
「女が好きだ。その気持ちは13歳、童貞の頃からずっと変わらない。女が好きだから、女をもっと知りたい。とてつもなくシンプルな思考のもとで私は生きてきた」
わたしもたいがい女の人が好きだけど、自分の著書の最初の一文に、ここまでストレートに「女が好きだ」って書く勇気はない。まずこれだけで「この著者は信用できる!」と思ったね。

本書には、大塚咲、かすみ果穂、藤井シェリー、範田紗々、佐伯奈々、水野つかさ、滝沢優奈、星月まゆら……という8人のAV女優が登場する。どの子も人並みはずれた美貌と、まさに身体を張った作品で、世の男性諸氏をよろこばせてきた女神たちだ。
でも、共通するのはそこまでだ。彼女たちが生まれ育った境遇や、この世界に飛び込むにいたった背景、そして、AV女優という仕事をどのようにとらえているかは、ひとりひとり違っている。

AV女優っていうと、どうしても不幸な家庭に育って、学校をドロップアウトして、家出して、ヤクザに騙されて、借金を背負って……というVシネっぽいストーリーを思い描いてしまいがちだ。いや、実際そういう子もいるんだけど、そればっかりじゃあない。

大塚咲は、これまでの自分の人生を、少しも不幸だとは思わなかった。むしろ幸福でさえあったという。小学生にして図書館で心理学の本を読みあさり、人間とは何かを知ろうとするような子供だった。卒業後は私立の中高一貫校に進学し、生徒会の副会長をしていた。でも、小学校2年からオナニーはしていた。文武両道……ちがうか。勉学的にも性的にも早熟な子供だったのだ。
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