そのような背景があって、データを完全に消去し再ログインを不可能にする『ED-HAIKI』を開発したわけ。使い方としては、まずパソコンに同ソフトをインストール後、廃棄するUSBメモリーを接続。あとは、画面上に出る指示に従って操作すれば廃棄処分は完了する。ところで、ソフト起動から、操作、消去完了までどのくらいの時間を要するのか。
「起動・操作は数十秒もあれば完了します。また、廃棄USBメモリーを同時に4本まで認識可能です」
USBメモリーの容量の違いが作業時間に影響することはあるの?
「はい、容量によって時間は変動します。データ領域のすべてをゼロクリアにする都合上、たとえば1GBのモデルで数分~10数分かかります」
だが、その時間はほかの通常業務をしていてもオッケー。基本的に操作時以外は放置プレイでいいので、廃棄作業にかかりきりになる必要はないそうだ。
「数分~10数分の間は、ちょっと一服。お茶でも飲みますか」という感じだ。
あなたの使っている容量が小さく古くなったUSBメモリー、これで安心して新しいものに買い替えできます。
(羽石竜示)
※『ED-HAIKI』でデータ領域をクリアできるのは同社製の対象製品に限る