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福島の現状を! ベルリン映画祭で注目の日本映画

福島の現状を! ベルリン映画祭で注目の日本映画
19日の閉幕までベルリンの街は映画一色。
9日に開幕した第62回ベルリン国際映画祭。同フォーラム部門には東日本大震災関連の作品、船橋淳監督『ニュークリア・ネイション』、藤原敏史監督『無人地帯』、岩井俊二監督『friend’s after 3.11』がそろった。その3作品の先陣を切って、福島県双葉町民の震災後を追ったドキュメンタリー映画『ニュークリア・ネイション』が公開された。

市内映画館CUBIX7にておこなわれた12日の第3回上映は満席。途中退席する観客が若干いた一方、上映後におこなわれた観客と船橋淳監督との質疑応答では、日本政府の現状対応についてドイツ人から多くの質問が寄せられた。「事故から1年が経とうとしているにも関わらず、なぜ政府の対応は進まないのか」という質問に対して、船橋淳監督は「私も政府に同じ疑問を抱いています」と答え、「今後彼らの問題が解決するまで撮り続けたい」とも語った。また本編終了後には双葉町の井戸川克隆町長もビデオメッセージにて挨拶。「もう二度と私たちのような経験を世界中の皆さんにしてほしくありません。よく皆さんがこの事を考えて今後を選択されることを願っています」と伝えた。さらに同作品にピアノ曲を提供した坂本龍一さんも登場。「願わくは今夏、著名な音楽家に声をかけて福島のためのアルバムやイベントをおこなうことを考えています」と答えた。

ちなみに、これら東日本大震災関連の作品が上映されているフォーラム部門というのは、主に若手監督の作品や過去の秀逸な作品などを扱うカテゴリー。今年度の同部門には51本の作品が選ばれ、日本映画は前述の3本に加えて川島雄三監督『昨日と明日の間』、『州崎パラダイス赤信号』、『幕末太陽傳』、木村承子監督『恋に至る病』、梁英姫監督『かぞくのくに』の計8本が選出されている。

また、有名な金熊賞が授与されるのはコンペティション部門。今回は日本映画のノミネートはないが、2002年に宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』が同賞を受賞した。同祭はコンペティション部門の作品を扱う市内ポツダム広場近くのベルリナーレ・パラストを中心に、市内各所の映画館を使って約400本の映画が上映されている。
(加藤亨延)

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