(part1、part2はこちら)
――ストーリーを考えるときは、どのようなシチュエーションでアイデアを練っているのですか?
水瀬 プロットを考える時は、基本的に音も何もない空間で机に座って紙とにらめっこしながら、ずっと文字を書いてます。ポンポンと浮かぶ時もあるんですけどね。(ストーリーは)やっぱり私が女なので、女の子は、こういうことをしてもらったら嬉しいだろうなっていう視点で、考えちゃいますね。そういう感覚を丁寧に描いていきたいってところもあって。だから、女性の方にも読んでもらえているのかなと思います。
――でも不思議なのは、男性ファンも多いということなんですよね。女性視点で考えられていながらも、なぜ僕のような男性でも楽しめるのか。
水瀬 なぜだろう? やっぱり、お色気ですか(笑)。
――それもあるとは思いますが(笑)。僕が感じるのは、男性から見て可愛い女の子と、女性から見て可愛い女の子って相反するものだったりするじゃないですか?
水瀬 はい、しますね。
――水瀬さんの描かれる女の子は、そのあたりのバランスが絶妙だと思うんです。
水瀬 ありがとうございます。