“脱会議”を提唱したきっかけは何だったのですか?
「会議が必要ではないという理論が先にあるのではなく、限られた時間の中で結果を出そうとすると、とにかく仕方がないので『いったんやめてみる』というものがたくさん出てきます。やめることで都合の悪くなるものはもう一度はじめればいいですし、都合が悪くないのであればもう少し『やめた』状態を続けていきます。『会議』はほとんどの場合、やめたとしても都合が悪くなりませんし、それどころか会議があることで都合が悪くなることも多いのです。『結果的に会議が要らないということに気づいた』というのが正しいのだと思います」

横山さんご自身が体験した会議の連続で思考力が低下する「会議うつ」から、「とりあえず顔出して」と招かれた「ついで参加者」、“ご主人さま”の気を損ねないようにうなずくだけの「会議ペット」など。本書で登場する数々のワードを見ると、冗談のように感じてしまうが、実際に私も経験があってストレスを感じていたし、そんな状況下にある人々は決して笑えない話だ。

「目標を安定的に達成させられる組織に導いてきた過去の多くの体験からして、そのように結論づけ、そしてこれは広めなければならないという使命感を抱いています。とにかく『会議嫌い』の人は多いです。それは書籍にも書いたとおり『会議の進め方』研修を5年以上実施してきて、受講者から寄せられる数々の不満を聞いていればわかります」

さらに“脱会議”によって90%近いコストを抑えられるようになると横山さん。