「LinkedIn(リンクトイン)」と聞いて頭をよぎるのは、「就職、転職のためのツールだから自分には関係ないでしょ?」「ほかのSNSと何が違うの?」「また新しいSNSをやらなきゃいけないの?」といったギモン。
リンクトインは米国で2003年に誕生。
『ソーシャルメディアの達人が教える リンクトイン仕事革命』(樺沢紫苑、島青志・著/ソシム)の共著のひとり、島青志さんにリンクトインについてお話をうかがった。島さんは日本初のソーシャルメディア専門広告会社「SALT」の代表であり、ソーシャルメディアを活用した企業コンサルタンティングや、プロモーションを手がけている。
「リンクトインは、ウェブサイト上にプロフィールを公開する『ビジネスパーソン向けのプロフェッショナルネットワーク』」と本書。
「リンクトインの最大のメリットは、自分のコネクションにはない会いたい人と、知り合いを通じてつながれるところ。しかも、『1億数千万のビジネスパーソンのデータベース』を活用して、プロフェッショナルや専門家などピンポイントでコンタクトをとることも可能です」
「自分の知り合い6人を介すると世界中の人々と知り合いになれるという『六次の隔たり(Six Degrees)』」という概念。リンクトインでは、自分と直接つながりのある人が「1次コンタクト」、「その友達」が「2次」、「その友達の友達」が「3次」という表記で、「この人との関係は『何次の隔たり』か」というのを調べることができる。
「就職、転職と人材募集のシーンでももちろん威力を発揮しますが、営業活動、マーケティングや情報収集、セルフブランディングの確立など、社内・社外を問わず、ビジネスをするほとんどの人にメリットがあります」と島さん。
本書には、マーケティング担当者、営業職、海外向けビジネス担当、個人事業主、専門職、経営者など職種別に例に挙げて、「どういった人にメリットがあるのか」も具体的に紹介されている。
「Twitter、FacebookといったSNSは『交流』を目的としたもので、そもそも用途が違います。また、Twitterはスピードや拡散に優れていて、Facebookは『いいね!』やシェア、コメントなどの機能を使って、より深く情報を広めることができます。ビジネスに用途が限定しているリンクトインは、ネットワークを活用して仕事の話や情報交換をするためのツールです。最大限に活用するためには、『どれか』ではなく、それぞれ長所短所を使い分けることが大事です」
また、他のSNSとそもそもの用途が違うので、リンクトインにおいては友達の数の多さは関係ないと島さん。
「『友人(コンタクト)申請』するにあたっては、誰彼かまわずではなく、まず10人と本物の信頼関係を築きましょう。10人がそれぞれ10人の信頼できる相手があれば、2次コンタクトでは100人、3次コンタクトでは1000人のつながりとなります。例えば対象の人を探している場合、自分を本当に必要としているひとりの人に会えればそれで目標を達せられますので、不特定多数に訴える必要はありません」
本書にも書かれているが、「誰をコンタクトに加えればいいのか」といった基準は、「別の友人に自信を持って紹介できるか」。
「リンクトインの友人申請は英語で『Trusted Connection』と言います。『Trusted=信頼』に裏づけられた『Connection=つながり』を築くことが、ビジネスの成功につながるのではと思います」
「グローバル化が進み、個人としての価値がますます重要になっていくこれからの時代。ビジネスパーソンひとりひとりが能力を生み出し、成果を実践できるリンクトインを活用すれば、自分自身に『仕事革命』が起きる」。
(dskiwt)
リンクトインは米国で2003年に誕生。
元ペイパルの創業者、リード・ホフマン氏によって立ち上げられた。Facebookが2004年、Twitterが2006年スタートで、実は老舗のリンクトイン。2012年4月現在、全世界でおよそ1億5千万人のユーザーがいる。日本のユーザー数は約60万人。去年の10月にツイッターの運営会社・デジタルガレージがリンクトインの日本語版をリリースして以来、30%ほどユーザー数が伸びているらしい。とはいえ、60万人ほどなので、まだ「名前は知っているけど使っていない」という人も多いかと思う。
『ソーシャルメディアの達人が教える リンクトイン仕事革命』(樺沢紫苑、島青志・著/ソシム)の共著のひとり、島青志さんにリンクトインについてお話をうかがった。島さんは日本初のソーシャルメディア専門広告会社「SALT」の代表であり、ソーシャルメディアを活用した企業コンサルタンティングや、プロモーションを手がけている。
「リンクトインは、ウェブサイト上にプロフィールを公開する『ビジネスパーソン向けのプロフェッショナルネットワーク』」と本書。
「リンクトインの最大のメリットは、自分のコネクションにはない会いたい人と、知り合いを通じてつながれるところ。しかも、『1億数千万のビジネスパーソンのデータベース』を活用して、プロフェッショナルや専門家などピンポイントでコンタクトをとることも可能です」
「自分の知り合い6人を介すると世界中の人々と知り合いになれるという『六次の隔たり(Six Degrees)』」という概念。リンクトインでは、自分と直接つながりのある人が「1次コンタクト」、「その友達」が「2次」、「その友達の友達」が「3次」という表記で、「この人との関係は『何次の隔たり』か」というのを調べることができる。
「就職、転職と人材募集のシーンでももちろん威力を発揮しますが、営業活動、マーケティングや情報収集、セルフブランディングの確立など、社内・社外を問わず、ビジネスをするほとんどの人にメリットがあります」と島さん。
本書には、マーケティング担当者、営業職、海外向けビジネス担当、個人事業主、専門職、経営者など職種別に例に挙げて、「どういった人にメリットがあるのか」も具体的に紹介されている。
「Twitter、FacebookといったSNSは『交流』を目的としたもので、そもそも用途が違います。また、Twitterはスピードや拡散に優れていて、Facebookは『いいね!』やシェア、コメントなどの機能を使って、より深く情報を広めることができます。ビジネスに用途が限定しているリンクトインは、ネットワークを活用して仕事の話や情報交換をするためのツールです。最大限に活用するためには、『どれか』ではなく、それぞれ長所短所を使い分けることが大事です」
また、他のSNSとそもそもの用途が違うので、リンクトインにおいては友達の数の多さは関係ないと島さん。
「『友人(コンタクト)申請』するにあたっては、誰彼かまわずではなく、まず10人と本物の信頼関係を築きましょう。10人がそれぞれ10人の信頼できる相手があれば、2次コンタクトでは100人、3次コンタクトでは1000人のつながりとなります。例えば対象の人を探している場合、自分を本当に必要としているひとりの人に会えればそれで目標を達せられますので、不特定多数に訴える必要はありません」
本書にも書かれているが、「誰をコンタクトに加えればいいのか」といった基準は、「別の友人に自信を持って紹介できるか」。
「リンクトインの友人申請は英語で『Trusted Connection』と言います。『Trusted=信頼』に裏づけられた『Connection=つながり』を築くことが、ビジネスの成功につながるのではと思います」
「グローバル化が進み、個人としての価値がますます重要になっていくこれからの時代。ビジネスパーソンひとりひとりが能力を生み出し、成果を実践できるリンクトインを活用すれば、自分自身に『仕事革命』が起きる」。
本書のタイトルにはそんな意味も込められている。
(dskiwt)