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男にも女にもなれない心と身体は、こんなにも辛いけど

タイトルがもう全てを物語ってますね。『性別なんて決められない!』
これ聞いてぼくは「あー」と妙に納得してしまってすぐに手に取りました。
何を納得したかって? うーん。
他人事じゃないってことなんですよ。
性がテーマですが重たい内容ではないです。読んだ後少しだけ元気が出ます。

この漫画は性分化疾患を持った本人のノンフィクション。
性分化疾患は性同一性障害とは別です。インターセックス、半陰陽などとも言われますが、遺伝子や染色体の異常で「男性」「女性」の分類ができない人のことです。
マンガ『性別が、ない!』などが有名ですが、そちらがギャグよりだとしたらこの作品は、等身大の性分化疾患者が恋愛をしたらこんな感じ、という非常に素直で、いい意味で飾らない作品なんです。

そもそも性分化疾患って、なかなか人には言えないもの。もちろん「きにすんなよ!」という世間一般の優しい目もありますが、そうじゃないんですよね。
「心も身体もどっちつかずなことが、こんなに辛いとは思いませんでした」
身体は男性のように、体毛が増えたり変声期が来る。けれども戸籍上は女性で外見も女性。恋愛対象は女の子で、男性的思考。とはいえ完全に性別を男にしたいというほどではない。
検査の結果、片側に卵巣、片側に精巣があるということまで判明。卵子も精子もつくられていないので妊娠することもできない、女性相手に子供を作ることも出来ない。
ズズーンを重くなりますが、それでも「どっちでもいいやー!」って言えちゃえば、いいんですよ。実際そういう人もいないわけじゃないです。
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