しかし今こそ、それを払拭。ステテコを売りにしよう。と動く県がある。
それは滋賀県は高島市である。
もともとこの地域は、高島ちぢみと呼ばれる独特な縦シボ……しわが特徴織物が盛んな地。本来なら180本で織りあげる糸の数を120本と少な目に、この織り方のおかげで素材が肌にあまり密着せず、肌触りもさわやか。風通りもいい。という仕上がりになるそうだ。
高島地域地場産業振興センターさんにお話を伺うと、「江戸時代より和服の生地として織られていたと記録には残っております」と古い歴史を持つ織物なのだ。
この特性を生かして作られるのは、今では下着などがメイン。
夏向きの素材ではあるものの、これまでは業者に布単位で販売されることが多かったそう。
しかし最近の節電対策でクールビズに注目が集まった。高島ちぢみも“涼しい素材”として話題に上がり、問い合わせも増えてきたそう。
せっかく伝統ある織物を生かしたい。これを機会に何かできないか。
考えた結果、行き着いたのはステテコだ。
涼しい高島ちぢみを使ったオリジナルステテコを作れないか。
夏にぴったりなこれを高島ちぢみで今風にデザインしよう。と声があがった。
その名もデコテコ。
「昔からおっちゃん、おじいちゃんなどに親しまれてきたステテコを、もっと若い世代にもその良さを知ってもらうために考えました」という取り組みはステテコのコンテスト、“デコテコンテスト”で花開いた。