そんなときに使いたいのが、「Edible tableware(エディブル テーブルウェア)」。名前のとおり、「食べられる食器」。正体は乾パンだ。
「使い捨て」ならぬ「使い食べ」という発想から生まれたエコ食器。商品を手がけるライスデザイン株式会社代表の有川さんいわく、
「使い捨ての食器は本当に無駄だなと思ったんです。乾パンなら木の資源も無駄に使わないし、ゴミも出さないし、人を経由して自然にかえり、また恵みをもたらしてくれるのではないかと」
材料は、小麦粉、食塩、ショートニング、イースト菌。卵や乳製品は未使用だ。
「パン屋さんが一枚一枚手づくりで焼いていますので、とてもおいしい食器です。これだけでお腹一杯になってしまうという話もありますが……」
薄い塩味なので料理に合わせやすく、なかでもパスタなどソースをつけて食べる料理と好相性。ディップなどを盛って割りながら付けて食べてもよく、まさにパンの代わりに食器を割りながら食べる感じ。アイスやチョコレート、ワインなどにも合うという。
「おいしくなくて最後まで食べられないようなモノだと、結局はゴミになってしまい本末転倒。あくまでもおいしい食器にこだわりました」
と有川さん。最適な強度、厚さ、割れにくさ、味などを実現するための材料の配合や発酵時間、焼き方、焼き加減などを決めるには、かなりの試行錯誤を重ねたそう。