「何かが起きるより先に、考え過ぎてネガティブな思考に陥った結果、疲れてしまう。そんな人が最近多いようです」と言うのは、大阪でヨガ教室を開く講師の方。
しかし思考は、なかなか簡単には止められない。そこでお酒に走ったり過眠に陥ったりする人も。
そんな人にもおすすめなのが“瞑想”なのだという。
「瞑想というと難しいイメージがあるが、慣れてしまえば案外簡単」と先生。まずは居心地のいい静かな部屋を用意。照明を落とし気味にして、締め付けの無い服装で挑む。
時間帯は眠る直前が一番おすすめ。
背筋をのばし、目は閉じるか鼻の先を眺める気持ちで。
「座るのがつらければ横になってもかまいません。ただし眠ってしまわないように」
あとは呼吸を繰り返す。まずは肺の中にある空気をすべて出すくらいの気持ちで、鼻から息を吐き出す。
息を出し切ったら、次はゆっくりと鼻から息を吸い込む。慣れている人は自分の呼吸音が耳に聞こえるほど……“ウジャイの呼吸”ができるようになるそうだ。
「深く呼吸をすることで、体の中が暖まってきます」とのことで、これから冷える季節にもぴったり。
かける時間は自分の好みで。最初から無理は厳禁。スタートは3分から、慣れれば15分、20分と延長するのがおすすめだそう。
瞑想のメリットとしては「一日中考えこみ、一杯一杯になった頭を空っぽにして、休ませてあげられることです」