なんでも「○○活」と略せばいいってもんじゃないぞ、思う人もいるかも知れないが、そのライトな語感とは裏腹に妊活は深刻な社会問題だ。
晩婚化やそれに伴う晩産化で、不妊は数十年来ひそかながら切実な問題となっており、女性誌ではお馴染みのテーマとしてしばしば取り上げられている。しかし男性の認知は低かった。
ところが今年に入って「妊活」という言葉が市民権を得だすと、ビジネス誌である「東洋経済」(2012年7月21日号)や「AERA」(2012年9月10日号)が大々的に特集したり、オモシロを身上とする「週刊SPA!」(2012年11月6日号)がシリアスな特集を行ったりと、にわかに「男の妊活」に注目が集まるようになってきた。とはいえ男性の知識と認識レベルは女性と比べるとまだまだ圧倒的に低い。
「来院される方の7~8割は夫の方が治療に消極的ですが、多くの場合それは不妊治療に対しての誤解からきています」
そう話すのは、不妊治療で高い実績をあげるメディカルパーク湘南院長の田中雄大さんだ。
「男性の方が不妊治療に対して不勉強な場合が多く、その結果『治療は自然なことではないので良くない』と決めつけてしまう場合があります」
しかし実際の治療には様々な段階があり、少し手助けをするだけで妊娠率が格段に向上することもある。