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日本で最後の一軒になった見世物小屋とは

大寅興行社の魅力は、見世物だけではないと奥谷監督は言う。
「僕が何よりすごいと思うのは、どんな場所でも誰がきても対応できるというところです。日本の各地に一座は興行に行きますが、反応はそれぞれ違います。その微妙な違いをみてとって観客を楽しませる雰囲気を作り出す。それに、ああいう場所は観客が静かにみているようなところではないんです。酔っ払いがきたり、子どもが泣きはじめたり、いちゃもんをつけられたり、様々な事が起こります。そういうときでも大寅さんたちは的確に対応できるんです」

■ 見世物小屋の今
見世物小屋は全盛期には数百を数えたが、映画やテレビなど娯楽の多様化、ライフスタイルの変化など時代の流れの中で数を減らし、現在単独で興行できるのは、大寅興行社の一軒だけになっている。奥谷監督の取材のあとに、東京で興行があるというのを聞いて行ってきたが、今こういう場が残っていることが奇跡のように思えたし、みた後はなぜか幸せな気分になった。また映画の中では出演していなかった若い人が興行に加わり観客でいっぱいの小屋の中でも注目を集めていたのには驚きだった。

「実際にみていただくのが一番よくわかると思います」奥谷監督がそう話しているように、見世物小屋は実際に体験して自分自身でどういうものなのかを感じるところだ。まだ最後の一軒が残っている。みたい人はどこかで実際に目にするチャンスがあるはずだ。

奥谷監督の映画『ニッポンの、みせものやさん』も全国で順次公開される。普段はみることが難しい見世物小屋の設営からたたむところ、またその歴史も交えた話も映画の中にでてくるので、見世物小屋を目にしたことのない人はもちろん、すでにみたことのある人も楽しむことができるに違いない。(エキサイトニュース編集部 萩原)

※『ニッポンの、みせものやさん』の公開情報はこちら

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