
「太ったね!」。僕が久しぶりに会った友人から、立て続けにそう言われたのは一昨年のゴールデンウィークのことでした。20代後半から2年で1kgずつ増量し続け、デニムは2サイズアップ。名作マンガ「スラムダンク」の三井寿ではありませんが、「落とす気がしねえ」まま10年が経過してしまい、気づけば大学生当時比較で+15kg! あわてて、2011年の6月からダイエットに取り組んだわけです。
年間365回以上乾杯していた酒を週3日に減らし、ヨガの呼吸法(ヒクソン・グレイシーで知られる「火の呼吸」)を取り入れ、ちょっとだけ筋トレを行い、代謝が上がると言われる肩甲骨の間の褐色脂肪細胞を温冷シャワーで刺激。そして炭水化物を抜いたのです。結果、最初の1か月で5kg、次の1か月で2kg、次の1か月で1kgと計8kgの減量に成功しました。
(註:生活を元に戻して1年半経過した現在、当時+4kgと半分リバウンドしています)
正直、どれがどれくらい効いたのかはわかりません。ただバキッと炭水化物を抜いた翌日は劇的に効いた実感がありました。数字が小さくなり、体感としても体が軽い。ただし、弊害も……。完全に糖質を抜くと、脳が働かなくなり、体重よりも集中力がダウンしてしまうのです。僕の場合は「あんなにキツイ思いをしたんだから」と後戻りできないようにするため、減量初期に思い切り落とす作戦でしたが、あれはキツかった……。...続きを読む