チョコレートだって、「それって自分の買い物なんじゃないの?」って感じで楽しそうに見てる人が多いし、とにかくイベントは自分が楽しいのが一番!
ちょっと…じゃない、だいぶ変わった物が好きなアナタや、「バレンタイン関係ないっす」ってアナタにもおすすめ、「ヘブライ文具と世界中のハンコで作るラブレター」なんてどうでしょうか。
既にかなりの人がついて来れてない気がするので説明すると、ヘブライっていうのは「ユダヤの」ぐらいの意味で、要はイスラエルとかから買い付けて来たりした文房具です。北欧とかチェコなんかの雑貨が好きな人は、異国情緒欲をくすぐられるんじゃないかなあと思います。
JR大阪駅から歩いて10分から15分ぐらいのところ、中津というエリアにある「エフロノット」は、日本では珍しいヘブライ雑貨や国内外の変な雑貨を扱ったお店。若干狭めの店内にびっしりと文房具を中心としたおもしろ雑貨が詰まっています。
右から左に書くヘブライ語がデザインされたノートやシールは見ているだけでも不思議な感じだし、ペンやクレヨンもなんかちょっと日本のそれとは色彩が違って面白いです。僕はイスラエルって言うと戦争とかネガティブなイメージしかなかったので、ふざけた文具やキラキラしたお祭り用の飾りグッズを見て、すごく興味を持ちました。
店内には海外製品の他に、1970年代から90年ぐらいの日本のなつかしい雑貨もいろいろ。乾電池型のコインケースや新幹線型のケースに入った「超特急字消」など、今見るとシュールな品の数々。オバQや少女マンガのよくわからない文具がざくざく。
芯のユニットを入れ替えて使う「ロケット鉛筆」や、マッチ棒みたいな「ミニ鉛筆」だけで、それぞれ1コーナー配置されてたるする謎の充実っぷりは収集家にもおすすめ。どれも50円から300円とかで買えてしまったりするので、ついついどんどん買ってしまいます。
そして同じビル内、エフロノットの向かいにはイベントスペース「JACK IN THE
BOX」があります。
200点以上のいろんな国のハンコが、全部押し放題!見たことがない言語のスタンプや、戦前とも思える絵柄の金属製はんこなどを手に取って見て、使うことが出来ます。ちょっと不細工な動物キャラや、「レトロ風」なんじゃなくて本気で古風な西洋人形キャラまで、新品では絶対に見れないデザインばかりです。
いろんなインクやマスキングテープも自由に使えて、カードや便せんの持ち込みもオッケー。スペース内にはハンコの他にも古いノートや万年カレンダーマシーンなどが博物館のように並んでいます。骨董品などの放つオーラが好きな人は一瞬で気に入る展示でした。
世界各国料理を出すレストランとかはかなりたくさん種類があるけど、イスラエルの雑貨となるとなかなか珍しいと思います。意味不明なヘブライ文字グッズで手紙を渡せば「それよりこれ、どこで買ったの?」となり、一緒に行くという作戦も可能!…かな?ちょっと自信ないです。
「エフロノット」の情報はこちらで見れます。お近くの方は是非!(香山哲)