用意されているコースはピアノやギター、書道、ゴルフ、料理などなど30種以上と幅広い。
それにしても、もともとカルチャーセンターや地域サークルで習うような内容を、なぜ家庭教師のスタイルで?
トライグループの広報担当者に聞いた。
「トライでは従来、小中高生の家庭教師をご提供していますが、ご利用いただいているお子さんのお父さんから『ゴルフを子どもと一緒に習いたい』とか、お母さんから『私も英会話を勉強したい』、おじいさんおばあさんから『歴史の勉強をしたい』『文学を』といったご要望が多数あり、ご紹介してきました。そうした声が徐々に多くなってきたことが、きっかけの一つですね」
もう一つは、企業から英語研修やTOEICなどの講習を依頼される機会が多いこと。社会人の資格取得などの要望も多かったそうだ。
「『もう一度学びたい』『チャレンジしたい』という気持ちが、大人の方々にも大きいことを感じ、その気持ちに応えるべく対応していくなかで、カルチャーセンターなどに気後れする方も少なくないことがわかりました」
たとえば、「初心者だから気が引ける」「全く知らないコミュニティに一人では入って行きづらい」「人しれず力をつけたい」「通信のテキストなどをやったが、独学では挫折した」「毎週決まった曜日の決まった時間というのは、ライフスタイルに合わない」といった声が多数あったそう。