これに続き、今度の日曜、4月28日には千葉市の幕張メッセでのイベント「ニコニコ超会議2」の一環として「超文学フリマ」が開催予定だ。私としては2002年の第1回以来、ほぼ欠かさず文フリに出店してきただけに、両方とも参加したいのはやまやまだったが、交通費などを考えると立て続けに出店するのはちょっと難しいなあ……と悩んだ末、結局、住んでいる愛知から近いうえ、大阪でも南部にはまだ行ったことがないとの個人的な理由から、「文学フリマin大阪」のほうに参加することに決めた。
大阪周辺では開催前日(4月13日)こそ、淡路島震源の地震により交通機関のダイヤが乱れたりしていたものの、翌日まで目立った影響は残らず(少なくとも堺市では)、無事に開催を迎えることができた。会場となった堺市産業振興センターのイベントホールには、300を超える参加サークルが一堂に会した(ちなみに見本誌コーナーは、会場のステージ上に設けられていた)。文フリではここ何年ものあいだ、会場が複数のフロアに分散していただけに、久々に見る光景である。見てまわる側からすると、このほうが楽なのはたしかだ。
文フリが始まった当初は、参加サークルのうち評論系に対し創作系が若干優勢だったが、最近では両者はだいたい半々で、会場を二分していた。それが今回は、評論系よりも創作系がちょっと多いかなという印象。規模からいっても、今回の文学フリマは初期の頃を思い出させて、ちょっと懐かしかった。