よく、サンダルを履くんですよ。もう、暑いし。
でも、電車の中が困りもの。何度、足の親指を踏まれたか。まぁ満員電車で、そんな私が悪いんですけどね……。

そこで、私に朗報。ムーンスターが2月下旬から発売している『HI-TEC RFU643』(税込み5,040円)が、イイ感じで変わり種。なんと、4通りの履き方ができるらしいんです。

その履き方とは「モックシューズタイプ」、「バブーシュタイプ」、「ワラチタイプ」、「サンダルタイプ」というレパートリー。

でも、なぜにそんなトランスフォームができるのか?
「アッパーがナイロンの織りテープとなっており、つま先、踵が踏みつけられる構造になっています」(同社・担当者)
織りテープだからこそ、踏みつけてよい。ノーマルに履いたらモックシューズに、踵を踏みつけたらバブーシュに、爪先を出せばワラチに、踵を踏んで爪先を出せばサンダルになるわけだ。爪先か踵か、どの部分を踏みつけるかで様々な履き方が可能となります。

ところで、このようなシューズを開発したきっかけについて。どうやら時期を見て、満を持しての発表だったらしく。

「実は2~3年前から頭の中にアイデアはあったのですが、その時はまだアウトドアブームの勢いが強く、DOな商品が求められていました。しかし、段々とアウトドアがファッションとして浸透。従来の堅実なものづくりだけでなく、新しいモノ、テイストを求める傾向に変わってきました。ラフに履けるアウトドアを提案できる時期が訪れたと考え、商品化しました」(同社・開発者)

そして、その狙いはズバリ的中している。
「アウトドアファッションなどトレンドに敏感な方々に好評のようです。プレゼントで2~3足まとめて購入される方もいらっしゃいます」(担当者)
案の定、オシャレさんにアピールしていた。
何しろ、ポップでカラフルじゃないですか。織りテープは3 色のグラデーションが映えるし、踵のチロリアンテープやアッパーのカラーリングに合わせたアウトソールのラバーなど、遊び心のあるデザインが存分に目を引きます。

それだけじゃない。甲部分はテープをクロスし、強度を高めた。クッション性を考慮して、カップインソールの踵部は厚めに設計。臭いに関しては、エアロードや通気孔、銀の力による防臭効果で対応。
アウトソールは、ラバーを使用し耐久性や防滑性の向上を図っている。
「4通りの履き方やデザイン性に惹かれ購入する方も多いのですが、予想外の履き心地の良さに驚かれる方も多いです。また踵が踏めるので、室内履きとして重宝する方もいらっしゃいます」(担当者)

いや、マジでちょっといいですよねぇ。このシューズを履いて、夏のフェスとかに参戦したいかも。蒸し暑くなったら、ワラチやサンダルに変形させたりして。自由自在なんです。

(寺西ジャジューカ)