現実にはなれません。残念。なので方法は2つ。
一つはコスプレ。
もう一つは着ぐるみです。
プリキュアショーなどであるやつです。全身肌色タイツで覆って、頭に大きな笑顔のかぶりものをする。
写真だけみると、顔がでかいので「うわっ」となるんですが、実際動くと意外にかわいい。
昔からあってメジャーなのに、謎多き「着ぐるみ」文化。
主にショーで用いられるものですが、だいぶ前から趣味で個人的に楽しむ人が増えました。
動物型じゃなくて人間型なんです。コスプレじゃないのはなぜ?
藤堂あきと『カブルモン』は、スーツアクターから趣味の着ぐるみまで、あくまでもきぐるみにこだわって描かれた4コマ漫画。
着ぐるみについての説明が、とにかく細かい。
着ぐるみの魅力、なぜ着ぐるみなのか、どうやって着たり楽しんだりするのか。
そもそも着ぐるみなんて、かぶる仕事やってない人には全然わからないもの。でも、このマンガを読めば少女たちの青春部活動を楽しみながら、着ぐるみのノウハウがわかる、着ぐるみ入門書です。
コスプレ自体、趣味として定着したのは「違う自分を見せる」という側面もあります。
それをいろいろな意味で超越するのです、着ぐるみは。
そもそも、一体誰なのかわからない。完全にキャラになりきります。
「自分」は介在しなくなります。「自分」を隠し、キャラを演じる。外から見た人には完全に「キャラ」。
動物にも怪獣にも男にも女にも、区別がない。