発表会が始まってもしばらくはベールに包まれていたシャア専用オーリス・市販モデルだが、池田の「見せてもらおうか、私のオーリスの出来栄えとやらを」のセリフとともに、スタッフの手でベールが取られ、その姿をメディア関係者の前に現した。鮮やかな赤い車体、精悍なフロントマスク、屋根の後部に取りつけられたグレートアンテナ――全体的にも、そして各パーツもじつに魅力的である。
さて、先ほどベールを取ったスタッフ2人は、じつはZTの社員。社内での広告宣伝会議にも参加して、熱心に意見を出したという。2人のうち男性のマツタニさんは、きょうの大役を務めた感想を聞かれ、「(ベールを)めくったとき、フロントマスクを見て、ものすごくかっこいいのでゾクゾクしました」と答えていた。「(シャア)大佐への思いが叶って感無量」と語った女性のツチダさんは、開発に参加するに際し、自分の希望を記した10ページもの嘆願書を提出したという。熱い!