今までの昆虫食はゲテモノ扱いだった。けれど今はれっきとした「食材」の一つとして考えられ始めている。高タンパクで栄養豊富。人口増加による食糧問題に対する救世主としても期待されている(国連も推奨し始めた)。
「ただし日本では『食糧問題の救世主』というよりも、『おいしい季節の珍味』として受け入れられる道のほうが良いと思ってる。セミが鳴きだしたら『ああ……セミの季節だ、食べよう』みたいな。そのためには小さいころからのすりこみが大事!」(内山)
このほかにも、おいしい虫紹介、Gをスワロフスキーでデコったデコゴキ、虫を家電として導入する研究、カブトムシゆかりの飼ってる虫たちなどなど、虫づくしの三時間。
「ムムッ、なんか虫を食べてみたくなったぞ……」と思ったら、12月発売予定『食べられる虫ハンドブック』に従って虫を食べてみるもよし(入門としていいのはセミとのこと)、発売中『むしくいノート』で紹介されているお店に足を運んでみるのもよし。
虫はもはや無視できない(ムシだけにね)!
(青柳美帆子)