12月11日(水)、原宿におもしろいカフェがオープンした。水をテーマにしたカフェ、その名も「MIZUcafe(ミズカフェ)」(※MIZUcafeのeにはアクサンテギュが付きます)だ。


最近はカフェも多様化し、特色のある店も増えているが、同店のウリはなんと水! 「さまざまなこだわりのお水を体感できるカフェ」をコンセプトに掲げている。実はこの店をプロデュースするのは、浄水器などを販売する三菱レイヨン・クリンスイ株式会社。それゆえに水に対するこだわりと気合いは相当のよう。ということで、早速行ってみることに。

店は明治神宮前駅からすぐ、明治通りから少し入ったところにあり、赤いひさしが目印。白と青を基調とした爽やかな店内は、窓も大きく開放感たっぷり。
席に着くと、さっそくスタッフがウェルカムウォーターを持ってきてくれた。聞けば、水道水のミネラル分は残したまま浄水器でろ過した浄水とのこと。まろやかでとても飲みやすい。

水はクリンスイの浄水のほかに、アルカリイオン水と炭酸水の全3種を用意しており、2杯目からは好きな水を頼んでOK。個人的には炭酸水が好きなので、これが無料でサーブされるのはかなり嬉しい! 希望すれば、浄水と水道水の飲み比べ、いわゆる利き水体験もできる(※11:30~14:00をのぞく)。

こだわりはこれだけじゃない。
なんと、カフェで提供しているすべてのフードやドリンクは、食材や料理に合わせて最適な水を使い分けているという徹底ぶり。たとえば、パスタはもちもちした食感を出すためにアルカリイオン水で茹で、サラダの野菜は栄養素を壊さないように浄水で洗う。水の味がストレートに影響するハーブティーや水割りなどの飲み物は、浄水を使うことでお茶やお酒が本来もつ風味を引き立てる……などなど。

メニューには、それぞれ「C」「A」「S」(※それぞれ、浄水・アルカリイオン水・炭酸水の意味)のマークがついているので、どの水を使っているか一目瞭然。ちなみに個人的に気に入ったメニューは、「たっぷりフルーツとパンナコッタのしゅわしゅわスープ」。目の前でミントフレーバーの炭酸水シロップをかけてくれる演出が楽しいデザートで、炭酸のシュワシュワ感が目と耳でも楽しめる。


店の一角には、炭酸泉手湯が体感できる「ハンドスパ」コーナーもあり、しばらく手を付けていたら、血行がよくなって体がポカポカになった。待ち時間や食事のあとに気軽に楽しむのによさそうだ。また、エントランス前には給水器「クリンスイウォーター」が設置してあり、誰でも無料で利用できる。

水の魅力をたっぷり体感できるユニークなカフェ「MIZUcafe PRODUCED BY Cleansui」。体が乾燥しがちな冬だからこそ、こだわりの水で水分補給をしてみては?
(古屋江美子)