皆さん、生活費の中でも「食費」にかかる割合ってどんなもんでしょう? 正直、私のエンゲル係数は高いと思う。平均して、一日およそ2,000円前後。

いや、決して大食漢ではないんですよ。基本、一日二食(昼・夜)だし。では、なぜ出費がかさむ? それはもう、一言で表せます。「いつも、外食で済ませているから」。
こうなると、悪循環。まず、一食の単価が高いですよね。
あと通りすがりに飲食店を見つけると、お腹が空いてないのにフラリと立ち寄ることもある。フォーマットは「一日二食」なのに、オプションが付いて「一日四食」とかになっちゃう。で、飲食店の帰り際にコンビニに寄って、ポテチとか買っちゃう。
文章にして読むと、我ながら付き合いきれねーな……。

もう、決心した。聞くところによると、「自炊」は財布に優しいらしいじゃないですか? というわけで試しに6日間、完全自炊を敢行してみようと思います! 我がで食材を購入し、己が食べる料理は自分で調理。
食費は収まるし、変な誘惑に足をすくわれることもなくなるはず!

そして、そんな私に絶好のツールがあるらしく。「ReceReco(レシレコ)」ってご存じでしょうか? これは今、巷で話題になっている“家計簿アプリ”であります。(iOS版Android版いずれもあります)
使い方は、あまりにも簡単。お店で買物をすると、レシートを受け取りますよね。これを写真撮影してください。すると、アプリがその内容を読み取ってくれるから。
購入した商品、一つ一つの商品の価格、そしてその時にかかった合計金額。それら全ての内容を一瞬にして解析、しかも記録してくれる。シコシコ手打ちする手間もいりません。

思うに、今までの人生の中で家計簿なんて付けたことがなかった。というか、付けようという発想自体がなかった。だって、面倒臭そうなんだもの! でも「ReceReco」なら撮るだけなので、面倒じゃない。
しかもこの度、20,000件以上のプロレシピが掲載されたエキサイトの人気サービス「E・レシピ」が実装されたとあっちゃ使わないわけにはいかない! 自炊初心者である記者にとって、命綱とも言えるテキスト的な存在です。

「自炊」&「アプリ」で今までの生活を顧み、矯正していこうと思います!

さあ、一日目。今日は、「焼きしゃぶサラダ」を作ってみようと思います。揃える食材は「キャベツ」、「豚肉」、「にんじん」「ピーマン」。白飯に関しては、知人に送ってもらった秋田産のお米があるので、それで間に合わせます。

……と言う事で、買い物が終了しました。
合計金額は、809円。では、受け取ったレシートを「ReceReco」でパシャリ。うわっ、一瞬にして読み取ってくれた! これが、予想以上の解析度なんです。だって撮るだけで購入した日時と店舗名、そして店舗の電話番号までデータ化されているんだもの。あと一つ一つの品を写真撮影すれば、それらもアルバムとして保存できるみたい。

レシートって、いちいち保管してると面倒じゃないですか。
ましてや後からまとめての計算なんて、考えただけで億劫。しかし、これならスマホに全てが記録されてる。しかも、手間は「撮る」だけ! 稀に読み込み違いも発生するみたいだけど、そこらの細部だけ手書き修正してあげれば良い。いや、そんな誤りなんてほとんど起こらないんですが。
ちなみに料理は、我ながら美味でした。昼は野菜炒めをいただき、夜は残りの汁を活用したリゾットで。明らかに、飲食店の定食で済ませるよりボリューミーだったなぁ。それでいて、一日の食費が809円で済んでいる。それまでは、2,000円もかけてたのに!

続いての2日目。お昼はサクッと前日の残りで、豚肉とキャベツの炒めものを作りました。自炊だと、こういう感じで間に合わせられるのがいいよね。(以降、昼食は全て残り物で作る適当料理)そんで夕飯は、「豚肉と玉ネギのオムレツ」に挑戦。この日に購入した食材は卵、ピーマン、パプリカ、玉ねぎ。キャベツは前日の残りを、またしても活用します。結果、食材費の合計は583円。

……安すぎるよ! 安さが自慢の牛丼チェーン店でも、せいぜい一食分にしかならないじゃん。
さて、「ReceReco」で昨日分との合計額を振り返りましょうか。……おぉ、1,392円ぽっち! 確認しますよ? 今までは、一日で2,000円前後は費やしていたわけです。そんな過去の自分を踏まえると、アプリを眺めるのが快感になってくるな。

3日目は豚肉続きの毎日に変革を起こすべく、鱈で作る煮魚をいただきました(煮魚はE・レシピ見ずに作りました!)。というわけで、今日の出費は鱈のみ。結果、この日の出費は352円! 昼食は昨日までの残り物で適当に済ませてしまったし、一日の食費が400円弱で済んじゃった。別に食を我慢したわけじゃないのに、安価が売りの牛丼チェーン店一食分よりも安く付いてしまったな……。

4日目「カレイのホイル焼き」は塩を振った食材をホイルに入れて、オーブンで温めるだけだし、たった計539円で食材は揃えられたし。

5日目「チキンのトマト煮」は、自分にとっての新境地でした! まるでレストランのメニューのような一品に仕上げることができたと自負しております。それでいて、使った食材は、安い鶏もも肉、安いトマト、そしてエノキなどのみ。玉ねぎは数日前に買ったのがあるし少々の材料不足は男の料理という事で何とかなる。 この日は887円ぽっきりの出費です。
そして最後の6日目は、冬らしく「鶏鍋」で済ませました。といっても、新たに購入した食材は白菜と鶏肉のみ。一人鍋は、言うまでもなく最高!

さあ、いよいよ「ReceReco」で6日間の食生活を振り返りましょうか。この自炊生活で出費した食材費の合計金額は……、3,688円です!
考えてみてください。今まで、一日の食費に約2,000円を費やしていたわけですよ。6日間に換算すると、2,000円×6日=12,000円。しかし、アプリと供に駆け抜けた6日間の合計額は3,688円ぽっきり。その差、8,312円です。かぁ~、違いが明らか過ぎるって!

そんなこの6日間を振り返ると、自炊の利点として3つの要素を発見できます。

(1)一回の食事単価が安くなる
(2)空腹になっても「家で作るから」と我慢。結果、何気なく飲食店に入ることがなくなる=飲食の回数が無駄に増えない。
(3) (2)と同様の理由で、スナック菓子を買う機会も激減

もちろんもっと料理に凝る方は、この程度の食材費じゃ済まないでしょう。加えて私はスーパーでの買い物は毎回電子チラシ連携機能を使って、電子チラシをチェックして買うようにしたので、それも食材費が安く済んだ勝因かもしれない。「Shufoo!」というドラッグストアや家電量販店など、スーパー以外でも全国95,000店分のチラシを見る事ができるサービスと連携しているらしく、意味も無く自分が住んでいるエリア以外のチラシも今度見てみよう。

しかしこの数日間の食生活、私は非常に満足でしたよ。そして、自身のエンゲル係数にも満足。アプリをチェックするたびに快感でした。あと「ReceReco」を活用すると、無駄遣いもなくなる気がします。「レコーディングダイエット」と同じ感覚なのかな?今回紹介したレシピとチラシ機能は、今はAndroid版だけみたいなんだけど、来年早々にはiOS版にも実装されるみたい。

スーパーの食品売場で、食材をいそいそと買い揃えるのも楽しかったです。ちゃんとした大人になった気がするし、アプリをチェックしながらならば無茶な買い物はしなくなるし。この生活は、かなりイイです!
(寺西ジャジューカ)

【アプリ概要】
アプリ名:「ReceReco(レシレコ)」
ダウンロードはこちらから
iOS版:https://itunes.apple.com/jp/app/zong-he1weino-jia-ji-bu-recereco/id592314796?mt=8
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.brainpad.recereco