一方で、宿命のライバルに抜かれた格好のパリは、現時点で世界一の都市を決めるのは早急だと異を唱える。パリ市助役で観光を担当するジャン・ベルナール・ブロ氏は仏メディアに対し、パリの2013年の外国人観光客数はまだ出そろっておらず、2012年より5~7%の増加は確実だと答えた。この予測が正しければ、2013年にパリは1660万人から1700万人を迎えたことになり、ロンドンの上を行くことになる。

どちらが世界で一番魅力的な街なのか。両都市は英国とフランスという歴史的にも競い合ってきた国の首都だ。最近では2012年の五輪で、優位と伝えられた前評判を覆しロンドンがパリから五輪を奪った。パリは伝統的に欧州文化を引っ張ってきた自負があるものの、近年はロンドンの勢いに押され気味でもある。ロンドンとパリ、両者ともプライドにかけても負けられない。
(加藤亨延)