なお、会場に足を運んだら、ぜひチェックして欲しいものがあります。それが作品紹介や顕彰理由などを記した受賞作品集。いわゆる「図録」です。館内で1500円で購入できるほか、ウェブで通販もされています。通常の展覧会と異なり、一般展示は無料ですので、そんなに懐も痛まないはず。というのも、かなり力が入った内容なんですよ。これなくしては、価値も半減といってしまいましょう。
そもそも、なぜ受賞作品展が無料なのか。答えは国の文化事業で、税金で行われているからです。文化庁のホームページに掲載された資料によると、平成25年度は「メディア芸術祭等事業」で3億7800万円の予算が計上されています。関連予算を全部あわせると、「メディア芸術の振興費」名目で、なんと11億200万円も使われているんですね。いやー結構な額じゃないですか。僕も改めてビックリしました。
ただ、メディア芸術ってなんでしょう? 国立メディア芸術総合センターの設立構想が