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年収1000万円を超えると、年収アップは幸福感アップではなくなる『幸せのメカニズム』

年収1000万円を超えると、年収アップは幸福感アップではなくなる『幸せのメカニズム』
『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』前野隆司 /講談社現代新書
先月ETVで『「幸福学」白熱教室』の「プロローグ特集 幸せを見つける鍵」を観て、「幸福学」という言葉を知った(しかし僕エキレビでさんざんNHKネタから始めてるなー)。
その週末だったか、書店に行ったら新刊の棚に前野隆司『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社現代新書)という本があったので買ってみた。「幸福学」って流行ってるの? と思ったのだ。
そういえば以前、ブータン王国の「国民総幸福量」(GNH)というのも話題になったっけ。

著者はもともとロボットや能科学を研究し、慶應義塾大学理工学部の教授だったこともある。いまは慶應の大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。
前野教授によれば、幸福学で言う幸福とは、必ずしもhapinessではないそうだ。well-beingなんだって。
hapinessだと、ドラッグや酒で手に入れられる「気分」なのだろう。気分はだいじだけれど、幸福とはそういう気分よりもう一段しっかりしたなにか、なんだろう。それを研究するのが幸福学(science of well-being)らしい。

客観的幸福研究と主観的幸福研究があるという。「客観的」「主観的」は研究ではなく幸福にかかる修飾語。どちらも研究は客観的に進めようとしている。
前者は収入や学歴、社会的地位、脳機能、笑い声の大きさ(!)といった指標を計測して、幸福に間接的にアプローチする。いっぽう教授の本で紹介されているのはおもに、人が幸福を感じる仕組を研究する「主観的幸福」研究だ。(笑い声が甲高い人ってしばしば幸福そうに見えないという僕の主観的データがじつのところどうなのかは、本書とはべつに気になるところ)

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