小川 成田さんのおかげです。成田さんがいい脚本を書いてくれたから……。
永富 でも成田さんも絶対同じこと言う。「監督が……」って。
──謙虚合戦!
小川 今回は脚本の段階で成田さんとセッションができた。そこで納得できているので、変える必要がなかった。内容面に関しては自分は何も言ってないですね。
──70分で、こんなに見所があって、しかもお話も成立していて。
小川 あっ、そこだけは、自分がんばりました(笑)。70分におさめるのは、そうとう緻密な計算でやっています。
■劇場にこだまする「ハニーだ!」
──キュアハニー(「ハピネスチャージプリキュア!」に登場するプリキュア。まだテレビで登場していないが、映画で登場する)の扱い、すごく大変だったんじゃないかと思うのですが。
小川 先行解禁のファンサービスみたいなものですね。
永富 キュアハニーは、誰が変身してどの声優で……というのが劇場公開の段階でまだ明らかになっていない。喋るキャラとして映画に登場させるわけにはいかないんだけど、みんなキュアハニーの存在を知ってる。そういう状況の中で映画に出したほうがいいのか出さないほうがいいのか、監督に相談したら、今みたいな形に落ち着けてくれて。