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欧州の剣道強国フランスを陰で支える日本人防具職人

       
――欧州剣道界と本格的に関わるようになったのはいつですか?
2000年からです。海外という決して恵まれていない環境で、熱心に稽古している現地剣士たちの姿に感銘を受けて、実際に現地に住んでみたいと思い渡仏しました。知人のツテを頼りに探した結果、ある道場の管理人をするなら道場内に住み込んでも良いという許可をもらえたため、守衛のような形で3カ月パリに滞在しました。ところが、私が渡仏した年の冬は、欧州は大寒波に見舞われ道場内は寒過ぎて住めず……。その時にフランス剣道連盟の方に面倒を見てもらったのを機会に、今のご縁につながっています。

――欧州での防具修理の需要は高いですか?
高いです。防具というのは、じつは壊れる直前が体にもっともなじむ、一番良い状態を迎えます。防具が良ければ剣道も上達する一方で、合わない防具を使えば、それが技術の足を引っ張ります。体と異なる規格の防具を使えば危険も生じます。そのため自分に合う防具をなじませていきながら、修理しつつ使うのが最良の付き合い方です。しかし海外では気軽に修理できる環境が整っていないので、日本のようにはいきません。

――どの地域に行くことが多いですか?
フランスがもっとも多いです。欧州他国だと、スイスやイタリア、スペインなど、現地で大会や講習会があるたびに渡欧します。シンガポールや台湾などアジア地域にも行きますよ。修繕だけでなく、剣道指導の手伝いや、地元の道場へ出かけて一緒に稽古もします。パリについては、日本武道という武道具店が30年前からあるので、そこと修理をタイアップしています。基本的には商売としてやりますが、剣道人口が少ない国や、物価が低くて修理費用が平均的な収入と比べてとても高くつく国では、剣道の裾野を広げるため子供たちの防具をボランティアで直すこともあります。

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2014年7月28日のコネタ記事

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