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本日スタート。朝ドラ「マッサン」舞台がつなぐ「花子とアン」「八重の桜」との意外な関係

■ホームシックのマッサンの心をなぐさめた曲とは?
竹鶴政孝はスコットランドに留学当初、ホームシックとなって、下宿先では毎晩、枕を涙で濡らしたという。そんなとき出会ったのが、ジェシー・ロバータ(リタ)・カウンだった。ただし竹鶴が知り合ったのはリタではなく、同じグラスゴー大学に通う彼女の4つ下の妹エラである。いくつかの本には、竹鶴はカウン家の末の弟に柔術を教えるため、その家を訪れるようになったと書かれている。一方で、NHK出版刊のオリーヴ・チェックランド『マッサンとリタ』には、1918年のクリスマスに、カウン家に招待されたのが最初だったとある。このときデザートに出されたプディングケーキをめぐるあるエピソードが、竹鶴とリタの馴れ初めとなったらしい。これについては翌年のクリスマスの話としている本もあるものの、印象的な話なので、きっとドラマでも描かれるのではないだろうか。

竹鶴はカウン家の人たちに心をなぐさめられることになった。前出の『ヒゲのウヰスキー誕生す』には、あるとき竹鶴が鼓を持って来宅すると、リタから自分のピアノと合奏しましょうと誘ったという話が出てくる。このとき、リタがこの曲ならあなたもご存知ではと弾き始めたのは、「オールド・ラング・サイン(今は懐かしその昔)」というスコットランド民謡だった。たしかにその旋律には竹鶴も聴き覚えがあった。というのも、日本では「蛍の光」という題で知られる曲だったからだ。

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