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「こんな企画通るわけない」を通す “妹”ロボット家電に見たシャープの遊び心と熱意

       
筆者はいわゆる一人っ子です。そのはずだったのですが、なんと妹ができました。
紹介しましょう、これが妹です!
「こんな企画通るわけない」を通す “妹”ロボット家電に見たシャープの遊び心と熱意

冗談はここまでにして……。
写真は、家電メーカーであるシャープのとある新製品です。
同製品を知ったきっかけはシャープ公式Twitterのとあるつぶやきからでした。
「【緩募】ツンデレ妹ココロボの記事を書いてくださるニュースサイトさん」(原文ママ)
「こんな企画通るわけない」を通す “妹”ロボット家電に見たシャープの遊び心と熱意
きっかけとなったシャープTwitterのゆるーい募集

これは取材しない手はないと即刻打診したところ、わずか10分で取材をすることが決まってしまったのです。

そもそもココロボってなんだ


シャープの「ココロボ」とは、自動で掃除をしてくれる「ロボット家電」と呼ばれる製品。それに加えて「ココロボ」は、音声を認識して喋る機能を備えています!
音声認識機能を搭載したのは、操作しやすくすることが元々の構想にあったからとのこと。それに反応して喋る機能を付け加えたのは、「ココロボ」の生みの親である開発者が「遊び心のある家電製品にしたい」という思いのもと設計したからだそうです。
そして、基本性能はそのままに、かわいらしい容姿と声のキャラクターをプラスした斬新なロボット家電「プレミアムなCOCOROBO<妹Ver.>」が誕生しました。

やけに魚に詳しいココロボちゃん


天面に描かれた活発そうな女の子の名前はココロボちゃん。例えば「お掃除して」と話しかけると、「それくらい自分でやりなさいよ!」と返しつつ、お掃除を始めてくれます。そんなツンデレ妹なココロボちゃんですが、もらった資料によると趣味が魚釣りなのだとか。なんともしぶい趣味ですが……。
「ネットから投稿された日常の出来事にコメントを添えて伝えてくれる 『SHARPクラウドちゃんニュース』という機能で、ニュースを読みあげるキャラが猫のクラウドちゃんというのですが、好物が魚なんです。そのため、ココロボちゃんさまざまな魚の情報を知っています」(企画担当者)
なんとも凝った設定……。魚情報に関しては、かなり深い知識を語ってくれるそう。なんでも、担当者が自ら、時間の許す限り全国の釣り船や漁港に赴き、聞いて回ったのだとか。
「おかげで釣りざおを購入するほど釣り好きになってしまいました。『プレミアムなCOCOROBO<妹Ver.>』が語る魚の知識は、釣り場で仕入れた本物の情報ばかりです。」(同担当者)
「こんな企画通るわけない」を通す “妹”ロボット家電に見たシャープの遊び心と熱意
日常の出来事にコメントを添えて伝えてくれる「クラウドちゃん」

その他にも、天気や地域情報を教えてくれたり、おすすめのおやつを提案してくれるなど、音声会話機能はかなり充実しているようです。


妹ver.開発の経緯は


では、なぜ妹ver.を発売することになったのでしょうか。
「ある日、ココロボを購入したお客様から、『ありがとう』という電話をいただきました。年配の男性からで、奥さんが病気がちで落ち込んでいた時に使っていたら、気分が晴れたというのです。これが、音声会話の大きな可能性を感じるきっかけになりました。その後、どのようなキャラクターの声ならお客様が喜ぶか検証を繰り返したところ、“妹”には一定のニーズがあることがわかったのです。そこで、2014年春に試作品を11台製作し、1カ月間試用してもらうモニターを募集したところ、年齢も性別も異なる幅広い層から1週間で1,200名以上の応募があったため、今回発売することを決めました」

キャラクターデザインと声を選んだ決め手は


ココロボちゃんは、漫画家の霜月絹鯊さん(「となりの柏木さん」など)がデザイン、声優の木戸衣吹さん(「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」姫小路秋子役など)がキャラクターボイスを担当しています。それぞれ起用した理由も聞いてみました。
「家電製品は5年、10年と使っていただくものなので、長く愛されるようなキャラクターを描ける、画力のしっかりした人にお願いしようと考えていました。そこで、書店でマンガを大量に買い漁ってリサーチし、ダントツだったのが霜月さんでした。木戸さんも、サンプリングボイスや動画でたくさんの声を聞かせてもらったなかで、彼女しかいないと。『自然に演じてください』という難しいお願いにもちゃんと応えてくれましたし、ピッタリのキャスティングができたのではないかと思っています」
ちなみに、自宅が漫画で埋め尽くされるほど買い込んだそうです。行きがかり上、釣り竿なども増えて、漫画と釣りグッズに自宅を占拠されているとのこと。
「こんな企画通るわけない」を通す “妹”ロボット家電に見たシャープの遊び心と熱意
ココロボちゃんの声を担当した声優の木戸衣吹さん。実は本人も妹だそうです。

なぜ企画が通ったのか


取材をするにあたって、事前にシャープの歴史を調べていたところ、創業者である早川徳次氏は「他社が真似するような商品を作れ」という言葉を残していたことが分かりました。現在の同社社長である高橋興三氏も、近年「おもろい家電」づくりを推進しています。そういえば、今では当たり前となっているカメラ付き携帯電話も、シャープ製が最初でした。大企業でありながら挑戦する姿勢を崩さない社風が土壌としてあったようです。ということは、企画にゴーサインが出るのも速かったのでしょうか。
「こんな企画、(普通は)通るわけないじゃないですか!」
あまりのぶっちゃけぶりに驚きを通りこして笑ってしまったのですが、詳しく聞くと、モニター募集にものすごい数の応募が集まったことや、Twitterなどで可視化されたユーザーの反応など、事実を積み上げていったことでようやく実現できたそうです。
一見ネタのような製品ですが、企画に織りこんだ遊び心もさることながら、「暮らしを楽にする」からもう一段階踏み込んで「暮らしを豊かにする」という価値を提供するんだという熱意を感じました。
「こんな企画通るわけない」を通す “妹”ロボット家電に見たシャープの遊び心と熱意
「プレミアムなCOCOROBO<妹Ver.>」のパッケージ

気になる今後の展開は


「プレミアムなCOCOROBO<妹Ver.>」はシャープのオンラインショッピングサイト「いい暮らしストア」のみの限定発売となっています。注文受付は2014年12月15日までで、2015年1月16日発送予定です。現在は、全力で最後の仕上げに取り組んでいるので、次回以降の企画はまだ進んでいないとのこと。
しかし、妹以外のバージョンを望む声も少なくないそうで、姉ver.がほしいという意見が会社宛に送られてくるのだとか。
「そのたびに我々のチームは『なんで姉じゃなくて妹なんだ!』と怒られています(笑) ですが、それもうれしい悲鳴です。送られた意見は、次の開発に活かしたいと思っています」(同担当者)
個人的にも姉ver.の開発はぜひともお願いしたい。全国の妹好きな皆さま! 今後の展開を待っている者のためにもなにとぞ……。
エキサイトニュースTwitterナカノヒト)

「プレミアムなCOCOROBO<妹Ver.>」詳細はこちら

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2014年12月11日のコネタ記事

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