このドラマ、おそらく多くの人が「福士蒼汰と玉木宏、付き合うんだったらどっちかな?」と妄想していたのではないだろうか。
最終回ではこの問いが「福士蒼汰と玉木宏、結婚したいのはどっち?」に変わる。ウウ〜〜悩む! 私、綾瀬はるかじゃないけど!!
10話は、花笑(綾瀬はるか)のめんどくさいところが炸裂した。
田之倉(福士蒼汰)にプロポーズされて、幸せ絶頂の花笑。母親への報告もさっくり認めてもらえ、2人っきりの平日温泉旅行。同僚の大城(田口淳之介)の気遣いもあり、2人で「きょうは会社休みます」。
露天風呂付きの部屋で一緒に入浴!(当たり前だがカメラワークとにごり湯でうまーくアレは隠されている)卓球に巧みなマッサージと、夢のような1日だ。
それでも花笑は、悪い方向に妄想してしまう。もしかしてこれは、ドッキリなんじゃないだろうか……? もちろんそんなことはないのだが、花笑の不安は「与えられてばかりで、与えられていないんじゃないか」「幸せにしてもらってばかりで、幸せにできていないんじゃないだろうか」というところにある。
幸せに慣れていないし、自分に自信がない。
田之倉のために何かできないかとあれこれ企んではみるが、どれもいまいち不発に終わる。
いつもの蕎麦屋で偶然朝尾(玉木宏)と遭遇した花笑は、「男の人はどうやったら喜ぶのか」を朝尾に尋ねる(ウーン、残酷なことをする……)。朝尾は若干いじけながらも、「そばにいて、背中を押してくれたら」と答える。言うまでもなく、これは朝尾が花笑にしてもらいたいことだ。