我々ライターは、夜中にこそ仕事がはかどります。でも、やはり眠気が襲ってくる。
その状態だと仕事に支障をきたすので、場合によっては仮眠します。この時、私はあまりベッドへ行きたくない。まともに横になると、仮眠が仮眠で収まらないケースが頻発するから。2時間後にサクッと起きて、サクッと仕事に戻りたい。
では、どんな体勢で寝入るのか。もう、PCに向かったままでいいんです。
座った状態のまま、寝ちゃう。必要以上に熟睡しないし、目覚めたその時から仕事へ舞い戻ることができるから。そう考えると、デスクは私の貴重な“枕”ですね。

でも、その“枕”が心地良くないんだよなぁ……。デスクは固いし、冷たいし、顔に痕が付くし。机に突っ伏して寝る人種のために、何か最適なアイテムがあったら教えてよ!
……見つけてしまいました。
アイデアグッズブランド「BIBI LAB(ビビラボ)」が今月から発売しているのは、その名も『まくらノート』(税抜1,300円)。
デスクで寝る時、枕としても使える“お昼寝用のノート”
『まくらノート』の表紙は、ベロア調の生地。右下に空気注入口があります。

デスクで寝る時、枕としても使える“お昼寝用のノート”
息を吹き込んでください。

デスクで寝る時、枕としても使える“お昼寝用のノート”
膨らみました。

これ、もう商品名が全てを表しています。ノートであり、枕でもある。厚み1cmのリングノートは、一見すると普通のノートですが、空気注入口から空気を入れると表紙が枕に早変わり! ここに頭を乗っければ、机上では感じたことのない寝心地を体験できます。
「机や積み上げた本へ頭を預け仮眠すると、ひんやり冷たい、硬い、角が首や肩に刺さるなど、地味な不快感があると思います。しかし『まくらノート』は冷たくなく、柔らかく、そして受け止めてくれるため、ストレスなく眠りへと誘ってくれます」(担当者)
もちろん、寝起きだって良好に。

「起きた後も、全然違います! 腕のしびれ、顔に付いたボタンや時計の痕、机に広がるよだれの海などで誰しもが恥ずかしい経験をしたことのあると思いますが、そういった状況に悩む必要はもうありません。これらのストレスを感じることなく、起きたらすぐに気持ちよく勉強・仕事に復帰できます」(担当者)
デスクで寝る時、枕としても使える“お昼寝用のノート”
このノートを枕にすると、寝心地も格別。

仕事や勉強途中での睡眠を推奨するような口ぶりだけど、いいんです。“サボり”でないのなら、昼寝はドンドンとっていくべき。
というのも昨年、厚生労働省が発表した「健康づくりのための睡眠指針2014」において、「午後の眠気による作業能率の問題を改善するには、午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが効果的」と言及されているそう。今では、積極的に昼寝のための時間やスペースを設ける学校や企業も増加傾向にあるとのこと。「昼寝=悪」という固定観念が覆されようとしている現代なのです。

「当社も独自調査をし、多くの人が自分自身の席(デスクなど)で昼寝や仮眠をしている事実を確認しました。そして、その際に発生する『枕代わりにした腕がしびれる』『顔に痕が付く』などの困りごとに注目。これらをデスクでの使用頻度の高い文房具で解決できればと考え、今回の『まくらノート』開発に着手しました」(担当者)
デスクで寝る時、枕としても使える“お昼寝用のノート”
頬杖も悪くない。

もちろん『まくらノート』だけに、ノートとしても使用可能。罫幅は俗にいう「大学ノート」より少し広めの10mmに設定してあるので、さまざまな用途に対応します。ただ枕機能がメインなので、使いきってしまった場合は再びの購入が必要になりますが……。
そして、デザイン面もイカしてます。
表紙にはベロア調の生地を採用し、見た目にも配慮。
「見た目は何の変哲もないただのノートなので、机上に置いても自然です。これが枕になるなんて思いもしません。開発中も、よく『ノート作ってるの? なんで!?』と聞かれました。それだけ違和感なく、オフィスにマッチしていたんだと思います。デスクに枕やクッションを置くことに抵抗のある人、周りの目線が気になる人も、『まくらノート』であればこっそり自分のデスクに仮眠グッズを仕込めます」(担当者)
ちなみに。
ベロア風のノート表紙素材が水分を多少吸収することで、デスクの“よだれの海化”を抑制してくれるらしいです。美と実用性を兼ねたデザインでしたか!
デスクで寝る時、枕としても使える“お昼寝用のノート”
高級チェアに備わる腰当て(ランバーサポート)と同じ効果も再現できる。

「発売にあたり、私自身もまくらノートに頭を預けてみました。あくまで試すだけの時間しかなかったのですが、とても気持ちが良く、本当に寝てしまいそうでした」(担当者)
同社が胸を張ってオススメするお昼寝アイテムを用い、我々も胸を張ってお昼寝すべき。だって、「お昼寝は作業能率の改善に効果的」なんですよ!
(寺西ジャジューカ)