
そんな森山さんは『内子座創建100周年記念事業』のため、本日、12日から内子町に一ヶ月滞在し、自ら企画した滞在型創作ダンス公演をすることになっているのです。あえて滞在型の創作に取り込む理由については、こんなお話を。
「1年間、日本の外でクリエーションやパフォーマンスをしてきて、そこにいる人の空気を受けて、作品が出来上がることを感じたんです。日本でも都市部と地方、場所が変わることで作品の空気感が全部変わってくる。今回は1ヶ月滞在して、町の人たちともしっかり関わりながら、作品を作れればいいな、と。すごく楽しみです」

公演する演目は、太宰治の『駆込み訴え』をベースに制作した「Judas, Christ with Soy」という作品。イスラエル人アーティスト、エラ・ホチルドさんと共に、既にイスラエルで公演したことがある作品だそうですが、「もともと20分の作品でしたが、今回はいろんな要素を含めて60分くらいの作品にしたいです。いいパフォーマンスは作品として残していくべき。内子ではじまったこの作品を次に繋げていけたら」と森山さん。
7月11日、12日に内子座で開催が決定している同公演のチケットは、10分で完売! という人気ぶり。とはいえ、この公演以外に、ワークショップなどの予定もあるかも? ということなので、気になる方は内子座の